時々、「なんでこんな夢見てるんだろう」と思いながら夢を見ることがあります。つい先日見た夢がそうでした。誰かに頼まれて「プールへ行くようなビニールバッグの修理をしている」夢です。取手の部分と本体を繋ぎ止める金具がヤワくなっているために新しい金具に付け替えている…という、何とも地道な作業をしていたのでした。ペンチと接着剤を持ち替えながら「このバッグ直すまで夢から覚められないのかな…」と不器用さを呪いながら、「随分メジャー(白猫赤リボン)でポップな柄だなぁ」とか「夢でも不器用は不器用なままなんだ…」とある意味本格的な再現性をにわかに驚きつつ、悪戦苦闘の末ビニールバッグを修理し終えたのでした。
あれから結構な時間が経っていますが、あのビニールバッグのその後が気になります。夢は夢ですが、夢は異次元の世界とをつなぐ中継点というちょっとアレな観念ももっている私にとっては、
「バッグできたよ。ここ置いておくからね」
と、せめて一言かけてから夢から覚めればよかったなと思う次第です。