比喩あれこれ。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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先日、本棚の整理をしておりましたら、大学時代に使用していた文学系の授業のノートがひょっこり出てきました。


ぱらぱらとめくると、明らかに不自然な直訳っぽい翻訳や赤ペンでの修正が懐かしく、ちょっとだけノスタルジック(笑)な気持ちになりました。


ふと思い出したのですが、学生時代に、フランス語で描かれた小説を英語に翻訳し、それを日本語訳にしたという「重訳」と呼ばれる文章を読んだことがあります。

内容はうろ覚えですが、確か主人公が少年時代の初恋を思い出しているシーンがあり、その中の一節が今でも何故か頭を離れません。少年だった主人公は意中の少女(ちょっと年上)を川に誘い、2人で泳ごうとするのですが、少年はつい木陰で水着(昔なので肌着みたいなニュアンスでした)に着替えを覗いてしまいます。そして少年が彼女の裸の感想を述べるのですが…


「彼女は、水から上げられた白い魚のようだった。」

…前後の文章から推測をすると、少年は少女の顔や身体を褒めちぎっているので、このくだりも彼なりの賛辞らしいのですが…


…コレ私言われたら嬉しいかな…と、ふと思った当時20の蜜でした。


ちなみに。


最近我が家では紫色の服を着ていると、母も私も

「お。位の高い僧侶みたいだね。」

とお互いに言っています。