お疲れ様です、支靜加です。
先日、電車に乗っておりましたら、とある中吊り広告が目に止まりました。
「ヤン・リーピンのシャングリラ」
ヤンさんという方の舞踊リサイタルらしいのですが、どちらかといえば私は「シャングリラ」という言葉に反応をしたような気がします。シャングリラ(Shangri-la)…日本語でいうと「桃源郷」ですね。
昔「猫の手帳」という猫好きの猫好きによる猫好きのための素敵な雑誌を愛読していたときに、この言葉を知りました。確か4コマ漫画の一節だったと思います。
原っぱでぼんやりしている猫のとなりに女性が腰掛け、猫に向かって
「ねぇ、君にとっての『桃源郷』ってなに?」
と聞きます。猫は少し考えて(喋るのはファンタジーの世界なので突っ込まないであげてくださいね)、
「毎日じゃなくていいから牛乳が飲めて、冬はコタツで眠れる。」
と答えます。すると女性は
「…うち、来る?」
といってお互い顔を見合わせる…
そんな内容でした。ほのぼのとシュールの融合した、かなり印象的な4コマでした。
その後桃源郷はシャングリラともいうことを知り、そのもう少し後、「電気グループ」というミュージシャンによる「シャングリラ」という曲がヒットしましたとさ(笑)。
あの4コマから、桃源郷の内容は人(猫も)によって
違うんだなと知りました。…幸せの形が人(しつこいようですが猫も)によって違うというのと同じですね。
私にとっての桃源郷…
いつもいいにおいのする25度くらいの環境でおびただしい数の猫に囲まれ…
…考えるとちょっと欲がでちゃいますね。
ヤンさんがメインの広告なのに、すっかりシャングリラに思いを馳せてしまいました。ごめんねヤンさん。
それでは、本日はこのあたりで。