オー!ヘンリー! | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

お疲れ様です。支靜加です。

昨日、本棚を整理しておりましたら

「O・ヘンリー」の小説が見つかりました。

懐かしい…

O・ヘンリーとはご存知アメリカの小説家で、短編小説を得意とする、いわゆる「市民派」の作家です。


よく読んでいる小説の一つでした。


中でも「最後の一葉」は、絵本でも読んだことのある、一番古くから知るお話でした。

ワシントンのとあるアパートに、仲のよい若い画家の女子2人が住んでいました。

ある日2人のうちの1人が病に倒れ、生きる気力を失ってしまいます。

人生を諦めかけていた彼女は、友人に窓の外の散りゆく蔦の葉っぱを眺め、落ち葉を数えながら「あの葉が全て落ちたら、私も死ぬんだわ。」と言い出します。

同じアパートに住んでいた老人の画家はその話を聞き、最初は嘲笑します。

そんなある日、激しい風と雨が蔦にふりかかり、翌朝には蔦の葉っぱが1枚になっていたのです。

嵐は次の日も続きましたが、不思議なことに最後の一枚は壁にしっかり付いていたのでした。

最後の一枚は、老画家が壁に蔦の葉っぱを描いたものだったのです。

それを知らない彼女は、最後の一枚を見て生きる気力を取り戻し、病気を治しますが

老画家は葉っぱを描いた2日後に亡くなっていたのでした。

その後友人から真実を知った彼女は、老画家に心から感謝をしたのでした。


…読み返してもやはり「うるっ」ときてしまします。

老画家と彼女の行き違うような生死の様子が、運命のいたずらみたいで、読み終わった時に思わずため息でした。


そして「うるっ」とした後買い物へ行きましたら


お目当てにしていた特売のお卵が


ケースに1つ。


絵ではないことを確認してから

最後の卵

しかも只今2個増量サービス中


いただきました。


同じ「最後」でも、私のほうはちょっとラッキーな「最後」でした。


それでは、本日はこのあたりで。