和製ベビーシッター、休憩をいただく。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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お疲れさまです。支靜加です。

先週に引き続き、日本舞踊のご紹介をしたいと思います。10年前、5年前、去年という私の変遷もかねての掲載を予定しております。

7月30日に私の10年前のお写真と踊った演目とをご紹介をさせていただいたので、本日は2回目、5年前の回です。

演目は「三つ面子守(みつめんこもり)」といいます。

女の子の子守りが3つのお面を笹につけて、赤ちゃんをあやすのですが、赤ちゃんが寝てしまうと、今度は自分がそのお面をつけて遊び出す、という子供らしい展開で踊りが進みます。

女の子が1人でお人形遊びをするように、3つのお面を代わる代わるつけ変えながら軽やかに踊る所が見所と言われています。

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最初は背中に赤ちゃん(勿論お人形です)を背負い登場します。

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神社の境内で赤ちゃんをあやし寝かしつけ、今度は自分が何をして遊ぼうか考えます。

3つのお面をかぶりながら踊ります。「おかめ」と「恵比寿さま」の痴話喧嘩に「ひょっとこ」がまあまあと仲裁に入るというストーリーを表現します。
(おかめが縁談話を持ち掛けられ恥ずかしがっていると、のけ者にされたと恵比寿が怒り、おかめに詰め寄ります。それをひょっとこが止めに入ります。)
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おかめ
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恵比寿さま

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ひょっとこ


お面の内側は口のあたりに、木製の長さ10センチ(幅は3センチほど)くらいの板がくっついているだけで、私はそれを口でくわえて踊ります。
頭とお面を固定する紐などは無く(カツラの形が崩れてしまうので)、噛む力だけでお面を顔につけていたので、動作も加わり大変だったと記憶しております。

殿方に先立たれ、失意のもとさまよう松風ちゃんとはうって変わって、子供らしさを全面に出した演目です。

お名取の免許を取得して、少し経ってからの舞台でした。

それでは、本日はこのあたりで。