ちびしずの「ゴキゲンなナンバー」。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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お疲れさまです。支靜加です。

先日、友人と話をしていたら、

「小さい頃一番好きだった絵本は何?」

という話題になりました。
友人も私も子供の頃から絵本が大好きであったため、なかなか一番が決められず、結局

「では小さい頃親や祖父母に一番読んでもらったお気に入りの一冊」

を選ぶことになりました。
友人は

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「ぐりとぐら」
(中川李枝子さん、大村百合子さん作)
を選びました。

野ネズミのぐりとぐらが、森の奥地で大きな卵を見つけ、フライパンでふわふわあつあつのカステラを作るお話です。

「あのふわふわしたカステラがフライパンから顔を出したシーン、忘れられないの。何度読んでもらっても飽きなかった。」
という選出理由でした。

確かに、大きなカステラという響きは、子供心に大変魅力的でした。

さて私は、

ダントツで

黒髪の白拍子。-2009080502100000.jpg
「おさじさん」
(松谷みよ子さん著)

を選びました。

…ご存知の方いらっしゃるかしら…。
5才前後が対象年齢の「ぐりとぐら」よりかは対象年齢が少々下がり、2~3才児向きに作られている絵本なのですが、絵が可愛らしく、5才くらいまでずっと大好きでした。

ちなみに、今さらですが「おさじさん」とは「スプーンさん」ということです。
お匙さん…、漢字にするとお堅くなりますね(笑)。

「おさじさん」はウサギの坊やとスプーンのお話です。ウサギの坊やがあつあつのお粥をいただく所を、おさじさんが助けてあげるという単純な作りではありますが、

「おさじさんは美味しいものをお口に運ぶ汽車ぽっぽ…」
「ああおいしい、お口がおいしい、ほっぺがおいしい…」

といった表現が私の心の何かを鷲掴みにしたのでしょう。

祖母は5才を過ぎても「おさじさん」を読んでとせがむ私をちょっと心配したそうですが

いくつになっても、いつまでも、私の一番大好きな絵本です。

自分にとってのいわゆる「鉄板」です。

友人と2人、絵本を語ったひとときでした。

野ネズミにカステラだったり、ウサギにスプーンだったりと、絵本ならではの若干シュールな展開でお話を進めておりましたすが、ご理解いただけたら幸いです。

それでは、本日はこのあたりで。


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ちびしず。