降るも照らすも。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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お疲れさまです。支靜加です。

テレビを観ていたら、来る7/22の皆既日食は曇り空で観測が困難なのではないか、という気象予報を目にしました。

それは大変。

そこで皆既日食が最も長時間観測できるという「悪石島」のちびっこたちが総出で「てるてる坊主」を作成されたそうです。

明日天気になぁれ…の、あれです。

数十個の集団てるてる坊主が外に飾られる様子は大変頼もしく、可愛らしかったのですが

でてるてる坊主たちの多くは目鼻口を真っ赤なサインペン(少々滲み気味)で描かれていたため、気合い&必勝ムードも同時に流れ、迫力ある雰囲気でした。

(必勝達磨をイメージしてしまいました。)

私も小さい頃は運動会や遠足の前日など、翌日晴れて欲しい時はてるてる坊主を作りました。ティッシュペーパーをくるんで作る大変簡素なものですが、作った瞬間、ティッシュペーパーの塊は私の手のひらで「魂をもつ何か」に変わっていくような気がして、彼らを吊るす頃には「明日、お願いします。」という気持ちになりました。

今思えば「人形をつくる」ことがどこか儀式めいていて、子供ながら神聖さを感じていたのかもしれません。


そして翌日が晴れても、そうでなくても、必ず「お礼」をしていました。

祖母と母が教えてくれたのですが、お役目を終えたてるてる坊主は

砂糖水に浸し

ありがとうを言い

川にながす(または白い紙にくるんで処分する)

そうです。

家の近くに川はなかったため、半紙か白い紙にくるんで処分をした思い出があります。

自分の手のひらから生まれた彼らとのさよならは、ちょっぴり寂しくはありましたが

結果が快晴でもそうでなくても、何故か清々しい気持ちになるのでした。


必勝。皆既日食。
てるてる坊主、がんば。

それでは、本日はこのあたりで。