阿佐ヶ谷にて | archive

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シンガーソングライター  鍵盤弾き

ラピュタ阿佐ヶ谷でいま、最近亡くなられた名優 佐藤慶さんの特集上映をやっている。
かなり濃厚な、ムサ苦しい(笑)ラインナップで。


佐藤慶さんは、わたしの大好きな大島渚監督作品には欠かせない俳優であるし
大好きな松田優作の出演作品にもいくつか出てたり
自分にとっては親しみのある俳優のひとりです。

(以前室田日出男さんが亡くなられたときも、そういった意味で
自分にはなにか寂しいニュースに感じられました。室田さんも松田優作との共演作で強烈なインパクトが残っているし、わたしの好きな作品によく出ているからです。)


それで今日はなにはさておき、大島渚監督の『絞死刑』(1968年)を観に行ってきました。




改めてすばらしかった。
死刑制度についてや、お約束でもある日本、朝鮮の問題や国家、個人の問題などを熱く真摯に取り上げてるんだけれど
ちゃんと、ところどころで笑える。オカシい。クレイジーです。

佐藤慶さんはじめ渡辺文雄さん、小松方正さん、戸浦六宏さんなど常連俳優の芝居も良すぎるし。


大島渚監督すばらしい、あっぱれです。
「あなたも、あなたも、」「あなたも」の最後で感嘆のため息が出る。



読みかけだったこの本でも、もうちょっと大島監督と向き合いたいと思います。
$伊藤静子 Shizuko Ito