センスと才能

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土日は大雨で、山にも行けず、
 
いろいろと自宅で過ごしました。
 
ひとつは、プライムタイムで「シンウルトラマン」を見ました。
 
音楽をきちんとウルトラマンのを使っていたので、まずまず面白かったけど、
 
何て言うのか、最後の方は、ちょっと理屈っぽいていうか、
 
なんとなく「シンゴジラ」のようなにおい。
 
元々完全なる娯楽エンターテイメントなんだから、もう少し、戦いに特化してもいいような気がしました。
 
冒険活劇みたいな感じに。
 
まあ、監督のセンスでしょうかねえ・・・。
 
これは仕方がない。
 
ただ、あの監督って、エヴァでもそうだけど、シチュエーションというか、
 
動かないいんだよね!
 
とにかく、防衛してるところに攻めてくる。
 
それを守る。
 
そんな感じ。
 
冒険じゃないんだよね。
 
そんなところが、宮崎さんとは違うところ。
 
まあ、あまり言うまい。
 
新しい宮崎さんの映画、やはり楽しみですが、なんとなく見るのにちょっとバイタリティーがいるような感じがしています。
 
 
前回センスのことを書いたんですけど、
 
最近、センスというか個人の才能というものについて、凄く考えることが多くて、悩んでいるというかショックというか・・・。
 
 
つまりはねえ・・・・
 
人って、結局才能があるかないかで決まる。
 
そんな気がしてきたんですよね。
 
 
こう言うと、「そんなことはない人は努力してなんぼ」とか
 
「今更なに言ってんの、そんなの決まってるじゃん、ジョンレノンだってポールだって、べートーベンだって才能があるからじゃん」
 
などと様々な意見があると思うのですが、
 
作曲とかアスリートとか、才能がはっきりわかるのは別として、
 
私は今まで日常の仕事などでは、努力とか心がけで人は何とでも変われるはずだと思っていたのです。
 
でもね・・・・、最近、もしかするとそれは違うのではないか・・・?
 
と感じるとうになってきています。
 
 
この土曜日のディナー。
 
妻の誕生日祝いも兼ねて、フレンチレストランで食事をしました。
 
いろいろ仕事等で忙しくて、前に書き込んだことがある、ミシュラン1つ星のレストランは予約がいっぱいで断られたので、もう一つの方にしました。
 
こちらのレストランも、ミシュランこそ獲得していませんが、
 
あの「ゴエミヨ」にも載ったことが有るまずまず有名なフレンチレストラン。
 
コロナで全然行っていなかったので久しぶりのそこでの食事。
 
フルコースで次々と出てきたのだけれど、最後の方で妻が、
 
「もうここは来なくていいんじゃない・・」ってつぶやいた。
 
妻の誕生日祝いなので、わたしも、声には出していなかったが、
 
正直私も、あんまり美味しいとおもって食べていなかった。
 
というか、それなりの値段のフルコースなのに感動がない。
 
コロナ前の料理とほぼ同じ。
 
私が一番おいしいと思ったのは、夏の生ガキ。
 
これにしても、レモンとか変わったビネガーをお好みでとか添えればいいのに、そのまま食べるだけでしたが、まあ、美味しかった。
 
私たちの舌が肥えたというよりは、何と言うか、進歩がないんですよね。
 
田舎のフレンチレストランが経営が厳しいのはわかりますが、これじゃ、ミシュランの星は採れないよね。
 
 
で、ここで、才能の話なんですが、
 
何が言いたいかというと、この違いって、今回のシェフがやる気がないんじゃなくて、
 
才能の差なんじゃないかと思うのです。
 
 
私は、そろそろ今の仕事を引退しようと思っているのですが、次の人に託さなければならないのです。
 
もちろん優秀な人というか、若いので私なんかより、今の知識も豊富だし、いろんなことが出来るわけなんですが、
 
こと経営というか、継続的に利益を出すということについては、結果を出せない人が多い。
 
そこの部分は経営をしていく上では決定的なんですよ。
 
部下からの人気があるとか、仕事が早いとか、いろいろなことに詳しいとかは、利益をきちんと確保できたうえでの二の次なんですが、そこがダメなのは、やはり経営者には不向きなのです。
 
で、今まで私は、その人たちが、わざと私の言うことを聞かないのだと思っていました。
 
まあ、上司からの抜擢された感のある私の命令、
 
昨日までほぼ同僚として働いていたやつから急に上司になって、上司面して、命令されることにたいして、反発みたいのがあるのではと思っていました。
 
わたしより仕事が出来る部分もあるし、PCなどの知識が抜群に豊富だったり、まあ色々私より抜きんでたところが多い人たちですから、ちょっと私より若いので、まだ、上には行けないけど、「あんたがいなくなれば、俺たちが・・・」みたいなところがあるんだろうなあ・・・。
 
と思っていました。
 
そこは、今でもそうなのかもしれませんが、
 
私が脳梗塞をしてから、数年後に引退を考えるようになって、
 
ここ数年は、私が細かく指示をせずに、ある程度のポストに彼らをつけて、任せて見てたのです。
 
が、ここ数年全部赤字。
 
コロナの影響も否めませんが、それを差し引いても大きな赤字。
 
それまでは、利益が薄い時もありましたが、赤字になることなどありませんでした。
 
彼らにまかせてみて最初の赤字の時に、私は、「これはいかん、だけど、ちゃんと指示をすれば、次年度には少なくとも黒字にはなるだろう」と思っていました。
 
だから、要点を指示して、「ここをこうして、こういうところに気を付けて、ここはこうしなさい」と言っておきました。
 
彼らは異口同音に「はいわかりました」と答えます。
 
でも、翌年も、結果が出ずまた赤字、その次の年も大赤字。
 
私の言うことをちゃんと聞いて実行していないなあ・・こいつら、と私は感じながら、
 
 
結果が出ないことに対して私は、彼らにもう少し責任のある地位につかせて、結果が自分の成績に直接責任として通じるところに持って行きました。
 
それでも昨年度も赤字。
 
遅すぎましたが、そこで、私は思ったのです。
 
「彼らは、私のいうことを聞いていないのではなく、私の言うようには出来ないのだ」と。
 
商才という言葉があるが、経営も才能の一つであり、
 
才能の無い人間にいくら教えたり、指示をしたり、気づきを与えたりしても、
 
出来ないものは出来ないのだと。
 
これは傍から見ると、これをこうしてこうすればいいじゃない、と思えるものなのだが、
 
それが出来る人と出来ない人がいるのだと。
 
プロ野球みたいなもの。
 
テレビで見ているこちらの素人は、こう構えて、こうバットを振って、こう打てば、ヒットが打てるじゃん。
 
この選手、何やってんだ!
 
次の球は、絶対フォークでボール玉をふらせに来るに決まってるじゃん、
 
なにふってんだよ、バカ!
 
って思うけど、出来ない人間は出来ないんですよ。
 
努力とかそういうのもあるにはあるけれども、それは、そういう努力が出来る才能なんです。
 
昭和の時代のように、スパルタで、「ちゃんと俺の言うこと聞けよ!」
 
「何回言えばわかるんだ、ボケ!」って言いながら、
 
「お前なら出来ると思うから、これだけ厳しく言ってるんだ、期待してるよ、頼むぜ!」
 
って言うような修行みたいなことが出来れば、何とかなるかもしれないが、今の世の中では、それをやると、一つ間違えれば、パワハラで訴えられるか、ストレスで壊れて出社拒否みたいになる。
 
だから、本人のやる気に頼るしかないんだけれども、そこで、才能が有るかないかが決定的なものになってくる。
 
出来ないんですよ彼らは。
 
私からすれば、彼らがやってないことがたくさんあるし、やらなくてもいいことをやっているし、言わなければならない事を言ってないし、そもそも方向性が間違っているし・・・。
 
などと、思うのだが、センスがないんだよなあ・・・・。
 
3年連続赤字で、もう後がないのがさすがにわかっているので、一生懸命のようなのだが、
 
これはセンスですね。
 
こうなれば早めに更迭するしかない。
 
そうすると、恨まれるだろうなあ・・・。
 
 
でも、仕方がないんですよ、才能がない者を上に立たせておくと、全員が死んでいくしかない。
 
死ぬなら、上の一人だけで、あとは助かるようにしないと。
 
厳しいけれど、当たり前の話。
 
 
世の中ってちょっと残酷というか、不公平な気がしてきました。
 
でもそれが世の中の真実の姿かもしれません。
 
 
才能がない人は、なんとか努力して、自分にそぐわない夢は描かないで、それなりに暮らして、才能のある人の邪魔をせず、協力して世の中をよくしていきましょう。
 
才能のある人は、才能がない人を馬鹿にせず、自分の才能を使って、それら、才能が無い為に恵まれない人がいたら、その才能を生かして、助け合っていきましょう。
 
そうして世の中をよくしていきましょう。
 
悲しいかな、私は最近そう思うようになりました。
 
もちろん才能がある人も相当な努力はしています。
 
でも、いくら頑張っても誰もがイチローや大谷君にはなれないでしょう。
 
羽生君だって、あんなの、どんだけ努力しても、無理でしょ!
 
才能なんですよ。
 
だからって、夢を持つのが滑稽だとは思いませんが、
 
出来ないものは出来ない。
 
自分とイチローは違うとちゃんとわからなければいけないのです。
 

わかりにくいのですが、それは仕事でも一緒なのです。

 

彼には出来ても私には出来ないことがある。

 

もちろんその逆もある。

 

但し経営は一番大事なのです。

 

出来ない人間が経営すれば、組織全体がダウンするのですから。

 

悲しい現実ですがどうも真実のようです。

 

 

 

そういう私も、どこかで、ポールマッカートニーのように

 

素晴らしい曲をたくさん作って、歌って世界中のひとに喜んでもらいたい。

 

そんな夢をいまでも捨てきれていません。

 

でも、やはり、出来ないものは出来ないのですよ。

 

才能が決定的に違うのですから!

 

その上に努力もしてないし・・・。てへぺろ

 

諦めるのではなくて、自分の才能にあった方向性で

 

音楽活動をしていくのが賢明なのかもしれません。

 

とりあえず、仕事を早めにリタイヤして、音楽にきちんと時間をさいて、その上で、どんな曲の仕上がりになっていくか。

 

そこを早く見極めたいと思います。

 

 

でも、今でも、

 

「私に才能がないとは思わないけれど」とどこかで思っている自分がいます。

 

ならば結果を出すしかないですね!

 

こうなりゃ、意地ですね!男の!

 

まるまる昭和の男の言いぐさです。プンプン