自分の絵について、ある先生の言葉。
昨日、帰り際、尊敬する北見先生
から「小原くんの絵は、少年のよう
な純粋さとともに、それだけでなく
大人の欲望もそこに入ってるような
独特の世界だね」というお言葉を頂いた。
とても我が意を得ていて嬉しく思った。
自分的には、いつも描く世界の全体の
中に、ただ純粋さや明るさだけでなく、
なにか(大袈裟に言うと)「毒」のよう
なものや、闇というほどではないけど
「暗さ」とかそういう要素も含めて表現
したいとは思ってる。
また他の方にも、ある意味、ディズニー
みたいな絵でありつつ、JAZZYなティスト
がありますね、みたいなこともこれまで
幾度か言われたことがある。。
まぁ、7〜8割、ほんわかしてたり、
ゆるかったり、そんなティストの空想画
なんだけど、どこかにそういう要素を
っていうのが、自分の世界なのかもしれない。。
描く時には、いちいちそういうふうに意識
してるわけではないのだけど、自分でも
出来あった時に眺めてると、その目の前の
自分の作品によくそう感じてもきた。。
あまり関係ないことかもしれないけど、
小さい頃、たとえどんな悲しいことがあっても、
凹んでいても、学校の門をくぐれば、いつも
陽気で明るく楽しいそんな自分でいた。
元から明るいキャラではあったが、さらに
「人前で泣くとか男の子は恥ずかしい」という
ような教育で育った。。実際、ずいぶん厳しい家
というか親でもあった。。
でも、(小さい時から)人とはいつも明るく
楽しくしていても、ほんとの心のなかは
ちょっとせつないバラードのような心象というか、
人には見せないけど、「そういう感じ」がいつも
胸に流れてような、そんな自分だった。。
今描いてる絵も、そういう子供時代からの
原体験なども含め、絵に表れてくるんだろうな。。
そして、それをそっと感じてくれたり、共鳴
してくれたるする人もいる。。。
個展では、そういう出会いや言葉に触れて、
ふとしたときに、やはりこっそりと感動してる
時がある。。。
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<作品>
「赤い星の王子」
アクリル・サムホールサイズ