画廊のポリシーやスタイル | 画家の雑記帳

画廊のポリシーやスタイル

 
 
今一度、ギャラリーのシステムを
ご案内させていただこうと思う。
ギャラリーには、レンタルギャラリーや、
現代アート系の企画画廊、 はたまた
物故作家専門の画廊やカフェギャラリーと、
まぁいろいろ なスタイルの画廊がありますが、
うちはそのどれでもない。。
まずは定期的に、募集型のグループ展を企画し、
その開催を定期的に しています。これに関しては、一般に作家活動されている方々へ向け、
広く応募してます。企画テーマに合うならば、
水彩・アクリル・油彩・ その他、工芸やCG、
なんでもありってことが多いです。
基本的に、初参加の場合は、作品資料を
メール添付などで審査は させてもらっています。 このグループ展自体は、基本的に、
有料で出品料等をいただいてます。
(一部、招待出品の場合などもあります)
そして、年間を通じ、これらのグループ展で、
販売成果のよかった方、 売れなくても、
作品の個性だったり、なんらの優れた面や
見所のあった人、 将来性を感じたりなどに、
<個展>をオファーさせていただいてます。
これに関しては、会場費とか出品費とかなく、
一般的な企画画廊と同じ、 基本的にすべて
コミッション(販売手数料のみ)で展示会運営
しています。
(作品が売れなければ、画廊は一円にも
ならないどころか、むしろ多くの経費
で赤字ではありますが、売れなければ一切、
なんの費用も頂いていません。) もちろん、
年に1〜2回の割合でのみ、
ご要望があった場合、特別に会場を貸し
(レンタル形式)本人の希望する形で個展を
してもらうこともありますが、 これも基本的に、過去のグループ展に出展したことのある作家さん
というのを 基準にさせてもらってます。
この場合においても、
一定基準の数字をクリア すれば、
次回は招待開催で・・とオファーもしています。
というわけで、 一般的なレンタルギャラリーの
スタイルではなく、現代アート系の企画画廊 ともちょっと違った感じです。
扱ってる作品も、どちらかというと、
ファイン アートが多いです。それと、一部、
大ベテランな先生方もいますが、美大や
専門学校をでたばかりのような
(独学でももちろんいいですが)、数多く これからの新人の方をと幅広く運営展開してきています。 また、一般に画廊には、「取扱い作家」というシステムがありますが (なんか取扱って言葉は好きじゃないけど、便宜上)、わたしのところでは、 これまでグループ展等に参加いただいてる作家さんの中から、画廊として優秀 と判断した作家さんに、このいわゆる取扱い作家、準取扱い作家
といった感じで ご所属もいただいてます。
そして、ただ作品を、個展やグループ展に
展示して いただくだけでなく、作家の画集出版(経費・画廊持ち)やプレスリリース (美術雑誌の企画特集などへの売り込み・紹介等)、
アートショップでの常設展示など、
そうした複合的なファローも行ってきています。。 いま、ここに書いたようなことが、画廊のポリシー&スタイルの主軸となすところで、
また大半な面でもあります。なので、いきなり、ポートフォリオのファイルなど 持ってきて
「ここで個展させてほしい」とか言われても、
基本、無理です。。 ぜひ、ここでチャレンジしてみたい、やってみたい、なんて思ってくださるのでしたら、 まずは、いろんなグループ展を毎月、
発表&募集してるので、
それにご参加いただけ ればと思います。。
その展示会などを通じての交流のなかから、
その後のことは いろいろ判断させていただきたいと思っています。。