母のエピソード | 画家の雑記帳

母のエピソード


もう10年くらい前になるだろうか。。。
電話で「このところ調子悪くて、毎日、偏頭痛なのよ」と母。
風邪をこじらしてから、
ひと月近くずっと続いているという。
一緒に住んでる体育会かつ思い切り大阪のおっさんである父は、
「そんなもん、寝てりゃあ、そのうち治る」と、
ろくに心配もしてないらしい。
母も「年をとると、なかなか回復が遅くて・・」と、そんな感じ。
で、ワシが、「何を言ってるんだ、風邪こじらせただけで、
1ヶ月も毎日頭痛なんて、なるわけないだろう。もとから
偏頭痛持ちでもないんだから。。
明日にでも、専門の大きな病院で脳のMRI検査に行ってきなさい。
オヤジがそんなこと言ってても関係ない。これは息子から命令です!」
ときつく言った。
そして翌日、検査したら、なんと・・脳梗塞だった。。
即、緊急手術に。。手術は成功。。「発見が早かったから、
よかったものの、もう少し遅ければ、
この世にはいなかったでしょう。。」と医師。。
いつもは子供にも威張りくさり母にも亭主関白な父に、
ワシが病室で腹をきめて
「ちゃんと、炊事、洗濯、家のこと何もかも自分でやって、
 退院後も良くなるまでは、父がするんだぞ」と
強気で言っても、ずいぶんとおとなしい口調で
「お~わかってる、ちゃんとするわい。。」と
ずいぶん素直な感じだった。。

今、母は、健康に日々を過ごしている。。

           ♢

なかなか会いにもゆかない親不孝の息子だけど
この時だけは親孝行もんだった気がする。。(苦笑)