「現代アート」と「アート」の境界線 | 画家の雑記帳

「現代アート」と「アート」の境界線


「現代アート」とアートの境界線って何だろうって、
たまに思う。現代音楽なら性質的によくわかる(つもり)だけど。
なんというか美術界の場合は、その定義に曖昧な感じが。
マルセル・デュシャンが便器を横にして「泉」と名付けた作品も
1917年のこと。もうかなりレトロな時代だ。
わりと新しい時代でも「吸い殻のたまった灰皿」で
作品としてるのもあるけど。。
あまり方向性が変ってない気がするし、
もはや過去の時代の継承として「伝統的」なアートですら感じてしまう。
そして、もはや日本画の中にアニメを入れても、
「現代アート」って気がしない(個人的感想ですが)。
「現代」って何?
まがりなりにも画廊してるものの言うことじゃないかもしれないけど^^;


●(付記)~FBでのやりとりから私の記述のまとめ~
(FBでのこの記事とコメントのやりとりは一般公開中)

あと、現代アートの美術館で所蔵されてる作品も、これから
100年200年たったら、その所蔵作品をカテゴリー的に
どう呼ぶんだろうと、そんなことをふと思ったりする。
さらには、コンセプチュアルアートも、ほんとに新らしい
概念を作品に感じなければ、
たんに伝統的にさえ感じることさえある。
サブカル系も10年くらい前には現代性を感じたけれど、
個人的には、なんかもうノスタルジックな感じにさえみえてきてる。

古くは、かのピカソもキュビズムやってた現役の時は、
その時代における「現代アート」だったと思う。
でも、いまではそれは「現代アート」とは呼ばないわけで、
ひとつのスタイルになったと思う。
(今でもその技法は世界的に使われているわけで。)
そういう意味からも、「現代」を強調しすぎると、
すぐに時の流れで、「古く」なる気がする。

個人的見解だけど、新しけりゃいいってもんでも
ないんでしょうね。そもそも個人的にはスタイルとしての、
伝統的なもんでも新進のもんでも「新・旧」そのものには
興味がなかったりする。
できれば普遍に繋がるものを描いていきたいな、って思ってる。
少なくとも、たんに流行のカタチを追いかけて、
時代に飽きられるとかそんな風にはなりたくない(笑)。