絵画制作記「ビーナス・ベッドルーム」
4月1日から東京都美術館で開催される
「日仏現代国際美術展」で出品した
「ビーナスベッドルーム」の制作記を。。
まずは、落書きに近いですが、
イメージのラフスケッチを。。

ヘタクソです(笑)
こんどはそれを元に
30号のキャンバスに
木炭で「清書」。

ちなみに、キャンバスに木炭で描くと、
鉛筆とちがって、いくらでも簡単に修正できるので
全体のバランスなど追求しやすい。。
ただ、この上から色をつけていこうとすると、
木炭ってすぐ線が消えたり、上から塗った絵の具と
絵の具が混ざり、色が濁ったりするので、
私の場合は、描いたあと、サーフェスコートという
ニススプレーを木炭下書き全体に吹き付けてる。
本来は未乾燥の油彩画用の即乾のものであるのだけど、
乾燥すると上から加筆できるニススプレーである。。
で・・・あとは、全体を彩色してゆくだけであるが・・
完成バージョンがこちら。。

これは最終的なニス塗り(液体のほう)前なので、
会場に展示されてるのは、光沢画面です。
少し、技術的的なことを説明すると・・・
ビーナスから斜め対角線上に
山があるけれど、遠景の山にブルー調の色を使ってるのは、
色彩の変化で遠近を表す「空気遠近法」ではある。
ここで使う色も、空想画だから単に好きな色を使う
というわけではなく、使う色によって、より山が
遠景に見えたりする。古典画などでも、よく
遠くの山々に使われる色はブルー系が多い。
けれども、なのに月は・・遠近を無視した
デフォルメした月である。。
そこはビーナス、月、山と色彩とフォルムのバランスで
全体を調和させる。。
絵って、ちょっと比率が変わるだけで、とたんに
まとまりが悪くなったりする。。
それと山とビーナスの間の木々に関しては、
構図上のつなぎの役目をしてくれていて、
たんに木を描きたくて描いてるわけではない。。
最初のスケッチ段階では木がなく、
その次のキャンバスのほうのでは
木が加えられてるけど、、なんとなく
その効果がわかるでしょうか。。
ともあれ、そんな感じで、いちおう
それぞれに多少なりとも色や形態それぞれに
意味を持ってたりします。
あと最後に・・
自分にとって一番大事な部分は
やはり「顔」。。
制作中、一番難しく感じるところでもあるけど、
顔の表情で「無垢」を表現したかった。。
自分の場合は、、絵のなかで、
ファンタジー性や色彩の組み合わせなど
を大事にはしてるけど、それらは
主従関係でいえば従のほうである。
メインはなんといっても「顔」。
顔が命だと思ってる。。
上手くかけたかどうかはわからんが。。
例えば、有名な岡本太郎の「太陽の塔」。
あのどドデ~ンとしたフォルムはかなり魅力が
あるけど、なんといっても、胴体中央の顔と
上部の顔、あの顔次第で、全然、世界観も
作品としても魅力が左右されると思うんだな。。
そんな感じ。。
・・と、なんだかんだ自分の作品について
語りすぎました。。この辺にしときます^^;
(オマケエピソード)
ちなみに・・・、昨日、審査会場にいたわけですが^^;
ありがたいことに、百数十作品ある会員作品の中から
10数点の賞候補が選ばれたのだけど、
その際、審査員16名中、壇上8人が手をあげてくれ
賞候補には選ばれました^^
残念ながら、最終には残りませんでしたけど^^;、
ちっと嬉しかった。。
委員メンバーの作品の中からは、満田先生の作品が
居並ぶ大作群の中から、やはり賞候補に選ばれてました。。
そして、一般応募部門では、今回、初参加の
ほしとうこさんが賞候補に選ばれてました♪
その後、ちょっと席を外したので、、結果は知りませんが
果たして「受賞!?」か。。。
こちらの一般部門もたしか150くらい応募作品から
十数点選ばれるので、選ばれるだけでもすごいと
思います♪
ではでは4月1日からの・・
日仏現代国際美術展、お時間のある方は
ぜひ、お越しください♪
また、後日、詳しくご案内させていただきます。