ベルリン・アートフェス〜受賞者の発表〜
さて、先日の展示風景紹介の記事(←リンク)で
触れさせていただきましたが・・
<<ベルリン・アートフェス・TERADA賞>>
の発表をさせていただきます♪
今回、受賞となったのは・・
こちらの絵です。。

Beni no ki to mayonaka no hikari
(紅の木と真夜中の光)
Runa(IKEDA)
アクリル
285EUR
池田ルナさんの作品です。。
(まずは、我が輩の勝手な解釈)
なんとも不思議な絵です。。
中央の動物(?)のデフォルメは
・・なんとなく、ピカソなどの時代を思わせる
形態の面白さを引き出していると思います。
それでいて、、全体としての画面は
POPにして「和」の感じが広がっています。。
また画面いっぱいにそれぞれの形態が描かれてるのに
かかわらず、その統一感とバランスのゆえ、
まったくうるささを感じさせず、絵の中へと入ってゆけます。
その不思議な・・真夜中の物語の中へと。^^
さて、この作品を選ばれた寺田さんに
作品についてのメッセージもお願いした。。。
(写真ではわかりづらいと思いますが・・)
ゴールドや紅の部分をはじめ・・
「非常にこと細かく、こうした細部までの描き込みがあり、
そしてそのクオリティーも高いと言えます。
作品自体も独自性や物語性があり、
また、日本人作家としての「和」もいかされています。
ゆるやかな絵にして、全体の緊張感も感じます。
そうした点で、非常に素晴らしい感性を持っていると
思います。あえていえば、
こうした作品が100号200号ともなれば、
(小さな絵では技巧的にもまだやりやすくても)
絵が全体として間延びしやすくなったり
各所のクオリティーを維持しつつ
画面全体にも画力をみなぎらすのは難しくなってきます。。
彼女には、今後、大作にも挑戦してゆき、
そうした面でもさらに伸びていってほしいと思います。。」
・・・というようなことを仰られていました。。
(あくまで、記憶からの記述なので、
完全に正確ではないですが、主旨として
そうしたことを言われておりました・・)
ちなみに・・・受賞記念に、ルナさんのエピソードを。。
11月、カナダ展にも出展したルナさん。
まだ若く、経済的にも厳しい彼女なのだけど、
カナダのギャラリーで、ぜひ現地での実感をしたいと、
いわゆる弾丸トラベルで^^、トロントまで。。
そんな風に、すごい情熱があります。。
空港近くの安いホテルに宿泊し・・
ギャラリー見学1日。そしてナイアガラ観光1日
といった超短い旅行で、そして日本に帰国されました。。
トロントのルクスプラクチャーギャラリーは、
その館内において、各種の絵画教室も開かれていて、
彼女が来た日は、たまたま版画教室が開かれていました。
昼間、僕が、その版画の先生と親しくなり
展示会場でいろいろ話しをしていると、
池田ルナさんの作品をとても気に入ったとのことで、
私に「彼女の作品をもっとみたい」と言われて
いました。。
で、「彼女、来ますよ~」と言ったら、
とても喜ばれ、その後にきたルナさんとご対面。。
彼女の持って来たポートフォリオなど見ながら
とても話しが弾み・・・といった、
とても素晴らしい経験されておりました。。
さらには、その先生が、彼女のポストカード集
(まだ画集がないので)をほしいと言われ、、
彼女は帰国後、いろいろ作品のポストカードを揃えて
お送りします♪という話しまでになった。。
というわけで、カナダ、ドイツと引き続き、
それぞれのプロに認められていました。。。
年末より、そのルナさん、
ドラードで個展したです、、でも予算が・・
と言われていて・・
そしてドイツ展の応募もはじまり・・
どちらかには・・なんとか・・と
切望されてました。。
で、ドイツ展・・・やはり、なかなか
経済状況が厳しいらしく・・
やっと意を決して、ドラードに応募してきたときは、
もうすでに応募枠いっぱいで終了ずみ。。。
で、NIMOさんと連絡とってください、
あとわずかだけど大丈夫かも・・・
という話しをし、それで、配送期限も
ギリギリセーフでなんとか
無事に、今回の出展に至りました。。
そして今回は、(超、行きたいけど^^)
ドイツに来れる予定はなかったわけだけど、
先般、自分の絵が売れて、、そのお金で
またまた、ギリギリだけど、
弾丸トラベルで、後日、ベルリンまで
来るとのこと。。。
(ちょうど僕は彼女が来る期間、
ドレスデンというドイツの古都に
旅してるんだけど^^;すみません)
そんな背景があったなか・・
たまたま、寺田さんが選ばれた一枚が
池田ルナさんの作品でした。。
僕はそうした彼女の
情熱あふれる、超前向きな姿勢や
これまでのさまざまな想いを
詳しく知っていたので、
それを聞いた時はほんとに嬉しかった。。
彼女には、すぐfacebookで連絡したら、
もう大喜びでした。。
これでドイツ出展とともに
ドラードでも招待展決定で、、
両方を手に入れられたわけです。。
最後に・・
よく思うことだけど・・
絵の世界でも、当たり前のように
いろいろ夢をもってる人は多い。。
画家として、こんな風になりたい・・
こんな活動したい・・etc....。
そのなかで、立場的にいろんな人たちと
会う機会があるけれど、
なんというか、やはり
「気持ちの定まった人は強いなぁ~」
と、こういうたび、特に強く実感します。。
ことわざの「一念岩をも通す(いちねん、いわをもとおす)」
というか。。。
何かあるたび、気落ちして
心がぐらつく人も世の中にはたくさんいるし、
何かいろいろあっても、へこたれず、
前向きに、自分のギリギリまで・・
あきらめず果敢に挑戦してゆける人もいる。。
やはり、とくにこういう世界は
才能や感性の世界だとは言っても、
年月を経てゆくたび、最終的には、
この部分で大きく、後者は伸びてもゆけるし、
いろんな成果を得てもゆくのだろうな・・と、
そんな風に思います。。
そういう点で、今回受賞したルナさんは・・
その絵の才能だけではなく、
努力と信念の人という意味でも・・
ここに、それを心から表してあげたいと思います。。
「池田ルナさん、おめでとう♪」