Yさんとの対談
昨日アップした「パーティでのある話題」という記事
をFaceBookにもリンクを貼ったら、
そこで、懇意にしてる作家のYさんと
コメントのやりとりになったのだけど、
それを読んだ複数の方々から「とても為になった」等の
お言葉を頂戴したので・・・、せっかくなので
昨日の続編として、ご紹介させていただきます。。
Y「確かに絵が売れるのは作家にとって良いことだと思います。」
小原 「 やはり、励みにもなるし、それにけっこう、
画家活動って、年間の経費かかっちゃいますもんね。。」
Y「売るために絵を描くのか、描いた絵が売れるのか…
商品なのか作品なのか…なんて定義づけると
ややこしいのであまり深く考えませんが。
売るために描いていると、売れなかったら
描けなくなって止めてしまう方も多いですね。」
小原 「 ちなみに手前味噌ですが、
ブログトップのエメラルドの第1号を描いた時、
直後の個展でいきなり30万以上で売れましたけど、
その次の二人展でいきなり抽象画にしました^^;。
急に抽象いろいろやってみたくなり。。
僕の場合、いろんなスタイルの絵も描きますけど、
良い悪い関係なく、その折々に描きたいと感じたもの
しか描けません。精神衛生上、やはりそれがいいと思ってます。。
それに、売れることは大事ですけど、たんに商売なら他に
もっといい商売いろいろありますしね(笑)」
Y「 現実問題として、描いた絵が売れてそれだけの
収入で生活できている人は極々少数です。
もともと(実家が資産家とかで)経済的に恵まれていて、
働かなくても生活出来ている人もいらっしゃいますが、
ほとんどの方は何かお仕事をしていて、
絵を描いているのではないでしょうか?」
小原「たとえば、完全に画家だけでたべて行く場合、
たいてい個展は年に1度か2度です。
それで、1千万くらい数字をたたき出せたと仮にして、
コマーシャルギャラリーやデパートなど、
その半分前後はコミッションがかかります。
宣伝や場所代もあるので当たり前ですが。。
で、半分の500万から様々な材料費やアトリエ代などの
経費をひくと、それで300万前後の利益です。
それって年収にすれば、サラリーマンの世界では、、
言葉は適切でないですが、かなり低いクラスになります。。
そういう状況下、毎年、何万も、芸大や美大や専門学校
などから絵を描く人がでても、その後、絵だけで
食べていける人は、指で数える程度となります。。
そういうわけで、通常、なにかお仕事して
絵を描くということになりますね。。」
Y「数ある自己表現の手法の中で、絵を描く事を選択した…
それだけで絵の才能があるのだと思います。
絵を展示会などで発表していると、
他人はいろいろ言うものです。
一喜一憂していては身体と精神がもちません…。」
小原 「作家活動していくぞ~イコール、
前述のように険しい世界ですから、
一喜一憂は身が持ちませんね^^。
図太さ、大事です。絵を描くときは繊細さで^^。」
Y「 私は繊細な神経は持ち合わせておりませんが…
万人に受け入れられるモノはないと思っています。
極々少数でも私の絵を好きだと言って下さる人のため、
何より自分のために絵を描いて行きたいですね。
他に何も出来ないので。」
小原 「 素晴らしい信条です。画家の鑑です。」
Y「恐れ入ります…ハハハ」
(終わり)