創作の道で一番大事と思うこと。。 | 画家の雑記帳

創作の道で一番大事と思うこと。。


絵画にかぎらないけれど、ものづくりの世界って、
当たり前のことだけど、自己表現の世界といえる。

そこに投影されるのは、自分の感覚だったり、思いだったり、
イマジネーションだったり・・なんらかの内的なものが
カタチとなっていく。。

この創作の世界で、、たくさんの作家を年間見てきてるけど、
「ある強さ」をもった作家さんには
いつも共感と尊敬の念を感じる。。

たとえば、どんな人達かと言うと・・・、
この美術の世界で、長年、、個展やさまざまな合同展など
ずっと活動の展開をしてきて・・で、実際、
見ている限り、、あまり売れていないのだけど
(といったら失礼だけど)、そういうことに動じることもなく、
たとえアルバイトしながらでも、
それをひたすら貫いてる人たちがいる。。。

その知ってる数人を思い浮かべると
彼・彼女らのなかには、芸大や美大も出、
デッサンや風景などを描かせたら
もう・・ため息でるほど上手いのだけど、、
本人たちは、、一般的には、、理解するのが難しい
抽象的な絵など描かれてる。。。
そう、売れようが売れまいが、自分が描きたい世界、
自分が表現したい世界を描き続けてるのだ。。
「ビジネス」で捉えると、それは厳しいものがあるのだろうけど。。

これは本当に、簡単なことではない。。

こういったら傲慢に聞こえるかもしれないけれど、
絵なんて描くことは、本当に簡単なこと。。
ピアノなど音楽の場合は最低限の修行が必要だけど、
絵なら子供にだって、描くものさえあれば
自由きままに数歳から描きはじめることができる世界
なのだから。。
ちなみに世界的な巨匠の絵だって、一般的には
幼児が描いた絵と見分けのつかないようなものだってある。。
これがもし、、音楽だったら、幼児の演奏と見分け
つかないような演奏などしてたらどうだろう・・(笑)。
そういう意味で^^、絵画はより自由である。
自由であるぶん、当然のことながら厳しさを伴う。。。
(本気でやっていく場合は。。。)
体力だけでなく、精神力もほんとうに必要だ。。
どんな創作の世界ももちろんそうなのだけど。。

手前味噌になるが、自分も描きたいようにしか描かない。。
本格的に活動しはじめたドラードでの最初の個展でも
エメラルドの30号とかキュビ風の作品がどんどんと
それなりの金額で売れても・・その直後、そのままでいくか
と思いきや、急に抽象画を描きたくなり、、一時期、
抽象画(あまり勢いよく売れなかったなぁ~/笑)、、
さらにその後、裸婦画を描きたくなり・・これはもう
ぜんぜん売れなかったけど^^、でも裸婦画ばかり
描いてる時もあった。。
そしてまた、キュビズムっぽいのを描きたくなり、
それを描いたり、はたまた、、時にファンタジック・メルヘン調
のようなシリーズを描いたり。。。
そう、、自分で言うのもなんだけど、、売れるととても
励みになるし、正直とても嬉しいけれど、
でも、なにより、「自分が今、いちばん何を描きたいか」ということを
いつも第一義でやってきている。。
自分にかぎらず、ある種のものづくりをしてる作家にとっては、、
変化していかざるを得ない作家さんはけっこう多い。
それは美術でも音楽でも・・国内外のアーティストに
たくさん見られること。。
あのビ-トルズだって、わずか10年の間にどんどん変化してるし
初期と後期なんて、その世界観全然違う。。。
ピカソだってもちろんそう。。

特に、僕は、スタイルのアーティストにはなりたくない。。
もちろん、ひとつのスタイルにずっとこだわりをもち
それを貫くのも素敵でかっこいいことだし、、
なんら否定の気持ちはゼロで、尊敬の念もあるが、
あくまで「自分の場合は・・」ということなのだけど。。

なので、自分でも、ある時期のある描きたいものが・・
それがぜんぜん評価されなくても売れなくても
ぜん気にしない。。だって、それが描きたいんだから仕方ないし、
表現活動してる以上、発表も公開もするけど、、
そこで反応が良くなくても、それはそれ、・・って感じ。。
もちろん、好評なら、それはそれでとても嬉しいけど・・
でも第一義なことではないというか。。。
大好きな佐野元春さんも、一度「これは絶対、ビジネスとしては
成功しないとおもうけど、どうしても一度やりたかった」
といって「バーンズ」というCDをだした。。
あれは、売れなかった。。。でも、さすがだなぁ~と思った。。

自分もそうだし、好きなアーティストもそうだし・・
だから、、前述したような作家さんの姿勢をみると、
とてもシンパシーを感じるし、偉いって思う。。
そういう強い気持ちがないとやっていけませんもの。。。

いま、たまたま合同展してるけど、そして
これまでも、合同展をたくさんしてきたけど、
中には、、その中での結果で、、
大きく一喜一憂する人もなかにはいる。。
人間だから、、時に凹むのも当然なのだけど、、
そんなので、もし描けなくなるような人だったならば、
どだい、それはもう創作の世界に向いてない人といえる。。

ほんとの意味で絵画なら絵画の世界を愛し、
これからもやり続けるその決意のある人は
こういう部分は、最初のうちに超えておかないといけない。。
そういう点、やはりゴッホは画家として偉大だったし、
ほんとに好きな世界でやり続けるってことは、
自己の基底部分に、しっかりそうした精神性もってないと
創作に対する喜びや原動力を持ちつづけれないと思う。。

すると、きっと楽しくなるはず。。。
で、気がつけば、、かならず、自分の世界を支持
してくれる人達も一人二人と増えてくるはず。。

創作する人は、、技術もセンスも・・
それを磨き続けることも大事だけど、、
なんといっても、、まずは、
純粋な気持ちとへこたれない強い精神力が
なにより不可欠だと私は思う。。。

一度、こういうこと書いておきたかった。。。^^



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