絵画エッセイ「10年間の軌跡を振り返って」 | 画家の雑記帳

絵画エッセイ「10年間の軌跡を振り返って」


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けっこう長いです。。相談も受けるので
売れる売れないのディープな内容も、
あえて踏み込んで書いてみました。。。
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35歳くらいから(※現在45歳)
本格的に絵を描きはじめた。。
アクリル画と油彩画。。

それまでは・・
絵はよく思い浮かんでたのだけど
画家になる気もなく
ただ思いつくままに
趣味的によく落書きノートに
シャーペンでイラストみたいな絵を
描いてるだけだった。。

ちなみにそのころ(20代後半のもの)。。
$画家の雑記帳
ちゃんと、とっているという^^。

そして、、本格的にやろうと思い、、
絵の具まとめて買って、
はじめてキャンバスも買って・・

ちなみに一番最初に描いた絵は
ブログの横に貼っている
「顔をあげて」という作品。。

なんか、ちゃんと作品として初めて描いて
すごく感動的体験だった。。。
ここから気持ちに火がついたな。。

でも、それから、、ただ夢中に
絵を描いてきただけで、、
そしてたくさんの絵の解説本みたいなものも
多くの作家の画集も買いあさって
いったりした。。

でも最初の数年は
ただそれだけ。。。
個展とかも考えてしなかった。。

今ではこんな
バリバリに活動してる感じなのだけど^^;
最初の数年は、売るということも
売れるということすら・・
何ら考えてもいなかった。。

今、いろんな作家と知り合って、
今の立場で、、いろんな人と
どうしたら自分は売れるのかな~とか
そうした種の相談をうけたりだとか、
ひとつのテーマとして話題にも
なったりすることが時にあるのだけど。。

僕の場合は・・
数年が経って作品が増えてきて・・
やっとある考えが起きてきた。。

自分は、アンティークが好きで
それを世界から集めてきて
お店をしている。。
(自分の)絵もたくさん集まって
きたのだから、、自分の画廊を
持ちたいな~という
そういう発想になった。。
いろんな作家さんとも
知り合いたかったし。。。

でももちろん、画廊を経営するなんて
どうなるかことか・・、
それ以上はやってみないと
わからないことだし、、
そこから先は
まったく見えなかったのだけど。。

そして今から2年半程前、、
小さいながらも自分の画廊を持った。。
まだぜんぜん知り合いの作家もおらず、、
ただ画廊スペースに
個展というわけでなく
それまで描いた絵をたんにまとめて
壁に飾って、ただ並べていたという感じ。。。
特に期間決めたり・・DM作ったり・・
告知したり、、そういうこともなかった。。

値段もいくらで付けていいかわからなかったけど
(けっこう安めに付けたのだけど)
適当に(といったらおかしいけど・・)
額の代金の3倍くらいでいいかなとか
そんな感じで始めた。。
なので30号で2万円の額だと
その金額も6万くらいとか・・・。。
(昔、絵の興味持ち始めた頃、
ある貸し画廊で初個展の女の子に
値段はどのように付けてるのですか?
と聞き、、とりあえず額の3倍にしてます
と言われたそんなエピソードもあり^^)

ともあれ、画廊をはじめて
そこから「売る」という前提も生まれた。。
家賃もかかるわけだし、なによりそんなことよりも、
考えたことは、「売る」ということは・・
(たんにお金が欲しいわけでなく・・、そして
逆に、自分は後生大事に作品を持っておきたくても)
やはりお金だしてまで欲しいとか欲しくないとか
それだけ人々の気持ちを惹き付ける惹き付けないの
自己作品のバロメーターという部分もあるだろうし、、
それに、まったくいつまでも売れないようならば、、
それはそれで自分なりに凹むのでは・・と思った。。
「作品売らない、絵は売り物ではない」という
そんな前提にしたほうが、自分の心も傷つかないのだ、、
と思い、、だからこそ、自分はあえて売ろうと
そう思った。。こういうところは・・
自分でいうのもなんだけど
自分に対してSなのである。。。
(あくまで個人の主観です・・)
もちろん、実績もなく
とたんにそれなりの値段はつけれはしない
のだけど。。。

それに、実際問題としては
約7年半・・ただ描いてきたというだけで、、
もちろん、そうそう売れるものだとも
思ってはいなかった。。もちろんのことだけど。。
描きたいから描いて
それがいっぱいになって
せっかくだから
いろんな人にも観てもらいたくて・・
そんな気持ちだったからこそ、基本的には
売れる売れないとかは・・
2の次3の次だった。。。
(その気持ち自体は今も変わりません)

そして・・ひと月ほど経った頃だったろうか、、
ある、たまたま通りかがった人が
絵のコレクターさんで、、
こんなところに画廊ができたのかと・・
入ってきてくれた。。。
そして、、たまたま
僕の絵の世界が
その人にとってド・ストライクだった。。
非常に気に入ってくださり、、最終的に・・
「あの~予算の関係もあるから
無理からしれないけど、、ここに飾ってる
全作品を買いたいと思ってます」
と言われた。。。

もう、、腰がぬけるほど驚いた。。。
一枚二枚ならともかく・・・。

前述のように価格は
一番最初の最初だから
かなり安めにつけてたのだけど
それでも、、画廊全体の飾った量と
なると、もちろんそれなりの金額になる。。
で、結局、、そこまで気に入って
もらえたならと・・
全部買うと言ってくれてるし・・
総額から3割くらい引かせてもらった。。

アンティークの世界でもそうだけど、
大量にまとめて買ってもらう場合、
それは当たりまえのことだし。。

で、その方、、さらに・・
「嬉しいです。。。ただ、、額も
のちに自分でチョイスしたいし、
金額もまとまったものになるので、
今回は全部額なしにしていただき、
額代も省いてもらえますか?」と
相談された。。。

まぁこちらも、額はまた使えるし、
実費分を引くのは構わないわけだし、、
それを承諾し、、そんなこんなで
まとめて買っていただけることになった。。

けっこう安売りしたけども、
それでも衝撃的な
いきなりの完売事件。。。。
めちゃくちゃ、、励みになったし、
それほど裕福そうでなかったが(失礼だけど^^;)
それなりのお金を出してまで
自分の作品を全部欲しいなんて、、
すごく評価してもらえたことだし、、
そこではじめて・・自分の意識も
日曜画家ではなく、「画家」という気持ち
にもなれた。。

で、そこから、、
それまで普通に匿名でやっていた
普通のブログをやめて・・
アメブロで「画家の雑記帳」という
このブログもはじめた。。。
これは自分なりに
これから「画家」としてやっていく、
という決意でもあったのです。。。
で、さらに半年後、いきなり
本場ニューヨークとか飛んじゃってるし^^;

そこからは、長くこのブログ
読んでくれてる人ならおわかりの通りの
経緯です。。。

わりと怒涛な感じでやってきました。。
書いてきた通り、、
未経験な画廊経営も不安だらけだったし、
「自分の絵を売る」ということも
不安だらけだったし・・
たくさんのアートイベントしてゆくことも
すべて、その都度、、
本当に不安だらけだった。。。

僕のことを自信家のように思ってる
吾人もけっこういそうな感じなのだけど。。。
でもそうじゃないんですよね。。。
ただ、、いつも思うのは
傷つくのを恐れない、、、
自分を可愛がらないし、
時にあえて自分を追い込んで
やらなければ仕方ない状況に持っていくというか
そういう心づもりで、、
ひたすら挑戦してきました。。
そして今があります。。。
これからも、、より高い山を目指していきたいなぁ
と強く思っています。。

いまこうしてたくさんの方に
共感していただいたり
応援いただけるようになり
本当に感謝しています。。

去年の個展も今年の個展も
実りある結果となりましたが、、
ただ、自分では、、
ある意味ドンヨクなのかもしれないけど
「もっともっと」とか
「上には山ほど上がいる」・・
「どこまでも挑戦一筋」・・
そんな気持ちでいっぱいです。。。

個展の後は「小さな絵の大博覧会」、
そして来月はロンドンの合同展・・・
帰ってきて、3月はじめは
ある合同展を企画しており・・
さらにそのあと3月後半は
建部さんとの二人展
(テーマ決めて、またひと味違うスタイル
 でやります)
・・とまたまた怒涛です^^;
肉体持つかな・・。。。

でも、、頑張れること
挑戦できること自体が
結果そのものより
幸せなことだと思っています。。
というわけで、、
もうちょっとゆっくりやれば・・との
声も聞こえてきそうなのですが、、
やっぱり頑張ることにします^^


ペタしてね


ちなみに・・
当時、全部買ってくれたお客様、、
その時、芳名帳に書いてくれた
ご住所の・・特に数字の部分・・
(失礼だけど・・)
走り書きで^^;ちゃんと読めません。。
今どちらにいるんだろう・・
2度ばかり、、いちかばちかで
この番号かなと案内状書きましたけど、、
2回とも番号違いで
戻ってきました^^;
なので、個展の案内もできません^^;
もしこのブログを万一
見ましたたら現住所教えてください^^;

       ♢
長い文章になりました。。。
読んでくださった方ありがとう。。
今回の個展の記念に・・同時に・・
今一度、これからのために
これまでを軌跡を
振り返っておきたかったのでした。。

個展あと残すところ・・
土曜・日曜日の2日間となりました。。
よかったらお気軽に来て下さい。。。
これまでの経緯として
「売る」という側面のこととか、
いろいろなことも触れてますが・・
わざわざこうして
こんな寒い中を、交通費と時間を使って
来てくれるという、その真心だけで、、
もう本当に心から感激なのです。。。

画歴10周年・・
これからもどうかよろしくお願いします。。。