絵を買うっていうこと・・の見解。。 | 画家の雑記帳

絵を買うっていうこと・・の見解。。


自分のブログのアクセス解析すると、
その「検索ワード」の欄の
ベスト20の中に・・毎回、
「絵を買う」とか「絵を買うということ」
というワードがよく頻繁に入っている。

それだけ、関心事項なのかな・・
と思う。。それは嬉しいことである。

誰でも身近な人達を見渡して・・
「アクセサリー買ったんだ~」とか
「この服、◯◯で買ったの」とか
「最近買ったCDで◯◯良かった」とか
そういう話しは多くても・・
なかなか
「最近、絵を買ってさぁ~」とか、
「この前買った絵、すごくいいから
俺んち観に来る~?」なんて会話、
ほとんどの人、皆無だと思う(笑)。

そう、そもそも「絵を買う」っていう
習慣そのものが、一般的にないんだな。。。
(なので日本の美術市場、とても冷えてます^^;)

これを・・・
前述のアクセサリーや服買った、のように
していきたいのが、、ワタシの頑張って
いきたいところ。。。
もっとアートが身近になってもらいたいな~と。

もちろん、本来、「芸術」っていうと、
なんだか高尚なもので・・・
オリジナルの一点モノの絵画なんて
何十万、何百万、、中には億まである世界。。
それはそれとして・・・、
そういうハイソサエティーなもんはもんとして、
山ほど・・はいて捨てられるほどの
衣料などがある中なかで・・
同じように、気軽に楽しめるアートな世界も
あっていいかなぁ~と。。。
しかも消耗品にならないし。。
(いけないでしょうか・・
 いけなくないと思います。。)

ちなみに、年間、専門学校・美大・芸大等
毎年卒業する人はゆうに10万人をこえ、、
でも残念ながら、、アートの世界で
それだけで食べていける人は
ほんのわずか。。というのが実情。。
素敵な作品を作れる人、山ほどいるのに、
そう、供給できる人が山ほどいるのに
需要の世界が確立されてないから・・
なかなか日本の美術文化が
育まれていかないんですよね。。
音楽のJAZZやロックバンドや
クラッシック演奏の世界などに比べ、
かなり美術の文化需要・・・、、
実際、かなり少ないと思います。。

手前味噌ですが、、いや手前味噌にも
自慢にもなりませんが・・・、
自分の絵でも、1年間、個展・二人展・合同展・
その他注文絵画など、年間を通し描きまくって、
それでも約200万ほどでした。。
※もの凄くありがたい事で、心底、感謝してます。
(少なくとも新規の人のみで、
 親戚・親族系では一切ゼロでです。
 というかあえて案内状だしてないという・・。。)
ただ、この数字に・・周りの先生と呼ばれる画家の
師匠達方にも、すごく驚かれるほどなのだから、、
こちらが驚く。。。
だって、もしサラリーマンで
年収200万なんていったら、
もうこれは最低ラインですよね・・。
しかも、そのまんまの収入じゃなく・・、
あくまでこの場合、売り上げとしての数字。。。
(要した時間も材料も入れてないという数字。。)
とても、それで生活できていけるレベル
ではない。。。(というわけで・・
数字の点でも、別に自慢にもなりません。。)
でも、驚かれるような世界という。。
もし、これで自分の絵で年収500とかあれば、
お店やめちゃうかもな・・(苦笑)。
あっ、嘘です^^;
ギャラリーだけはやめませんので^^;。。
(この仕事、ほんとにやり甲斐ある。。)

ともあれ、複数の人達からに
これまでわずか10号前後の絵でも
時に十万、二十万・・・
という価格にも関わらず
時に作品を買っても頂き・・また、
コンスタントに注文なども頂いてるので
(今日も一枚、ご予約頂きました・・)
画家とは名乗らせて頂いてますが・・、
実際の心情は・・
山登りでいえば、登り始めたばかり・・、
中腹(ちゅうふく)ですら
遥か彼方・・そんな気持ちです。。
もちろん、死ぬまで登り続ける決意では
ありますが・・。。
頂上のない果てしない山登りと思ってます。。

脱線しましたが、金額のそれはそれとして、、
そして売れればいいわけでもなくて、、
けれども、「絵」って、実際のところ、
5千円でも1万円でも、なかなか
買えないものだと思うんです。。
ゼロが一つ増えたら、もうなおさらで。。
服ならちょっと気に入れば
5千円や1万ならすぐ買っちゃうって人、
それなりに多いと思うし、、、
時計やバックならば10万20万でも、
本気で気に入れば、エイッって買っちゃう人、
けっこう多いと思うんですよね。。
うちのもう一店の、クラッシックな時計でも
普通によく、10万20万の時計たち
若い人にでも売れるときは、
それなりにポンポンと売れますもん^^;
それだけに、、まだ、、「絵画」な世界は
厳しいもんです。。しかも、買う側の人だって
なにゆえ、同じサイズでも同じ油絵でも
1万だったり、5万だったり、10万だったり、
その基準があまりに曖昧ですもんね。。
もちろん、この人は芸大でてる(学歴)・・とか、
いろんな賞とってる(経歴)・・とか・・、
よく売れてる(実績)・・とか、
そういう外周部分での判断基準はあるけれど、、
でも、、言うなれば、
カシミア100%ですよ~とか
18金製ですよ~とか、、
そのもの自体のわかりやすい基準って、
一見、そういうのないですからね。。。
そういう意味で、技量のある人は
ある程度、説得力ありますね。。
(ただ花や人物のリアル系はわかりやすいけど、、
 抽象系はそれも難しい世界・・)
けれど、テクニックだけでもやはりダメで。。
(画廊もしているから、すごくよくわかるけど
長年描いてる熟達した人であるから
ばんばん作品が売れるかというと、やはりそうでもなく。。
技量もセンスも・・あと上のようなもろもろも、
その他も含めて、総合力的な側面が多いです。。)
とはいえ本来、油絵でいえば・・所詮、
キャンバスに絵の具という代物。。。
買う人の価値を見いだす基準というのも
やはりなかなか難しいのかもしれません。。
一般的には、、
すごく気に入った・・というのが
まず最初にあって、
作家さんも経歴積んでいる・・
頑張ってらっしゃる・・
とか、そういう部分で、
よし購入しようかな~という部分が
やはり多い気がします。。
(画廊やってての実感として。。)

それから、ここは画家としてでなく
画廊してる人間として言わせてもらえば・・、
やはり、家でただ描いてるだけでなく、、
個展や合同展、その他アートイベントなど・・
何を言われようとも、時に、けなされようとも、
また売れても・・売れなくても・・
どんどん積極的に作品をじかに公開して、
試行錯誤しながらも、歩みを続けてる人が、
最終的に・・評価されてく人になってる
気がします。。いや、自分の周りでも
新人の何人かの人・・明らかに
目に見えるレベルで進化してます。。。
もちろん、それだけで食べていけるクラス
ではないけど、、定期的に
毎月のように売れるようになっている。。
そう、自分の絵を自分の世界を、
この世界に広げていけているというか。。
(表現者は、自分の表現を恐れていけはいけないし、
 恐れるくらいなら、表現活動など
 しなければいい、と言えば言い過ぎだろうか・・)

ともあれ絵の世界は、、描く者にとっては、
単に売って儲けるという世界ではなく・・、
自分の表現行為を、その結晶(作品)を、
この世に広げてくことだから、
そういう意味で、売れるということは
やはり嬉しいことだし、励みにもなるし、
また個展や合同展等というアート活動への
次の物質的資金にもなっていくこと。。
そういう面でいえば・・
その絵を購入してくれる人も、
単に、モノを買っているのではなく、
「一人の作家」との二人三脚でもあり、、
時には育ての親的な存在にもなることなんですね。。
単にそこに売り買いのお金が介在してるだけの
世界とはまたちょっと違った世界があるというか。。

・・・と、思うまま、、筆を走らせたので
いやPCキーボードを打ったので^^;、
まとまりよくないかもしれませんが
個人的に、「絵が売れる」「絵を買う」
ということは、そういうことなのだと思います。。

長々となり、すみません(苦笑)。。
ずいぶんと語ってしまいました^^;
完全に病気回復^^。

ペタしてね

(補足)
こういう記事を読んで・・、
絵は売るもんでない。。という人が
これまで少なからずいるものなのですが、
申し訳ないですが、、そういう方は
もうスルーしてください。。
そもそもあまりに見解が違いすぎますし、
絵を売ることがまるで何か卑しいものかのように
否定をされる方は、そもそも画廊にも来ないで
ほしいと思っています。。
発表という側面では、もちろん観に来て
いただけるだけでもう十分嬉しいのです、ただ
そのうえで・・、作家の販売活動の場でもあり、
「画廊」という存在自体も、「売るな」というのは
そもそも、それでは成り立たない性質の
見解になりますから。。ですよね。。
(とても当たり前のことですが
 画廊も画家もボランティアではないのです。。)
というわけで、過去のように
そういう種のコメントがあっても、もういちいちに
承認にして、今後はやりあうつもりもありません、、
ので、ご了承のほどを。。。
(もちろん、いろんな考えは
 あってもいいと思いますが・・)

ではまた~♪