ある意味、運命の出会い。 | 画家の雑記帳

ある意味、運命の出会い。


19もくしはハタチになったばかりあたり
の頃だった。。。
その頃はまだ、夢ばかり大きくて、
現実の日々は・・あまりに厳しい状況だった。。

不安も焦りも・・てんてこもり。。
人生の不如意ってやつも、
まるで何かの力に試されてるかのように
いろいろあった。。

そんな中で・・ある日、無性に
ベートベンの「運命」が聞きたくなった。
なんだか、あの「ジャジャジャジャ~~~ン」
がその時の生活感情にぴったり響くような
気がしたのである(笑)。
そしてそれは、ロックとはまた種類の違う
何かのパワーをもらえそうな気がした。。

ちなみにその頃までは特に
クラッシックの世界に興味がなく・・
ひたすらROCK&POPSばかり聴いていたのだけど。。

そんなわけで・・クラッシックの世界は
ただの素人であったのだが、、
中野にあるクラッシックの古レコードさんに
おもむいた。。
いまでこそ、パソコンというものがあり、
そしてYOU TUBEもあって、いろんな
聴き比べも出来るのであるが、、当時は
携帯電話すらなかった。。

レコード屋さんに行って・・
ベートベン交響曲第5盤「運命」を
買おうとしても、そこには名曲だけあって
いろんな指揮者のアルバムがどっさりある。。
いったい誰を選んでいいのかわからず、
途方にくれる。。
そこで、店の人に、、
「ド素人で初のクラッシクレコード購入なのだけど
1000円くらいまでで、おすすめの「運命」を
お願いします」と言った。。
たしか・・最初に勧められたのは
小沢征爾の盤だったと思う。
家にかえり、聴いてみる。。。
何か、、僕の期待していた世界と違う。。
それでまた、少しして古レコード屋さんに行き、
たしかベームを勧められた。。
でも、それも違っていた。。
そして、次はアシュナゲージかなにか。。
で、ケンプ・・と^^;
マニアックは僕は、、たいしてカネもないのに
結局、4~5枚、「運命」を買ってしまった(苦笑)

なんていうんだろう、、、
期待してたイメージの中の「運命」は
聴く人の魂に、
音符を豪速球で叩き付けてくるようなダイナミズムで、
その激しさとか苦悩とかが
グ~ンと迫ってくるものと期待していた。。
で、諦めた。。

上記に出てきた指揮者のファンには申し訳ないが
若い自分には、、どれもイマイチだった。。


そんなことがあってしばらくしたある日のこと、
青山の街を歩いていて、一軒の古本屋さんに入る。。
そこでふと目にした、ハードカバーの
古いベートベンの伝記を一冊買った。。
(たしか1000円もしなかった)

家に帰って、本を読もうとすると、、
巻末に、付録でEPレコードが
付いているではないか・・。
しかも・・「運命」。。
指揮者は、、ヘルベルト・フォン・カラヤン
とある。。。

さっそく、聴いてみる。。
圧倒された。。
こんなにも、違うものかと。。
ド迫力だった。。これだ。。これだ。。
と、もう超・満足だった。。

それで、その後、調べてみると、、
コンサートではロック歌手なみに
行列になるとか、、ヨーロッパでは
最高峰のベルリンフィルとウィーンフィル
の指揮者でもあり、「帝王」と呼ばれているとか
100年に1度の天才とか・・
デビュー当時は、あまりの凄さに、新聞で
でかでか「奇跡の人」と騒がれたり、、
あげくは巨匠フルトヴェングラーに嫉妬され
さまざまな妨害にあうなど、、もう
知れば知るほどすごい人だった。。

一気にファンになり、、
しばらくして世はCD全盛時代になるのだけど、
とにかくどんな曲もカラヤンばかりで買い続けた。。
どれも失敗はなかった。。
ある程度、詳しくなってきて、、
その後、いろいろ浮気をしたが、、
けっこうその中では失敗があった(笑)。。

というわけで、、僕をクラッシックの世界に
引き入れてくれてそして魅了してくれたのは
カラヤン様だった。。。
僕にとって・・まさに
「運命」による運命の出会いであったのだ・・♪



冒頭、「ジャジャジャジャ~~ン」入ってます^^
ご興味ある方はクリックを。。
※僕が最初に聴いたのは、
若い頃の最初期録音のもので
これは中期のライブのものだけど・・。


ペタしてね

ではまた~♪