幼少期の恐怖体験。九死に一生を得る。。 | 画家の雑記帳

幼少期の恐怖体験。九死に一生を得る。。


たしか、まだ5才か6才の時だった。
父の田舎の三重県へ行った。
そして、、とある海ぞいの崖に
遊びに連れてゆかれた。

崖までいくと、、
小さなハシゴが取り付けられてあり、、
さらにそこから大人の身長分ほど、
下に降りることができる。とはいっても、
その降りた足元は、、わずが4~50cmほど。。
崖面に背中をつけながら、、「横にカニ歩き」
してゆけと父は言う。。。
何を考えているか、わからない、、
我が無謀な父なのであった。。
父いわく、、ずっと先まで進むと
絶景が広がってると。。

絶景もなにも、、足がガタガタ震え、、
前に、いや、、横に進めるものではない。。
断崖絶壁なのである。。。

超・体育会系な父であったが、、
ほんといい加減にしてもらいたいものである。
だが、逆らうこともできず、、
横へ横へと、、ちょびちょび、、
何十メートルも進んでいく。。
どんな絶景だったか、まったく覚えていない。

ともあれ、一番最端まで歩いていき、、
こんどは逆戻り。。
一番最初にハシゴを降りさせられたから、、
こんどは僕が一番あとになった。。
そして、、とうとう、、もとの
ハシゴの場所まで辿りついた。。
本当に恐怖体験であった。。

あとは、ハシゴが取り付けられてる崖面に
向かって、身体の向きを半回転させ・・
ハシゴを登って、、上にあがるだけだった。。
そのアクションもまた、、ビクビクである。
足場が狭すぎるからだ。。。

やはり、、そこでもガタガタ足が震えていた。。
その時までの光景は、、ただビビっていたこと
しか覚えていない。。。

で、身体の向きを変えようと、
身体を半回転させようとしたとたん、、
僕は少しバランスを崩し、足をすべらし・・
僕は、その崖から・・
真っ逆さまに落ちていった。。。

マンションの5~6階の高さの崖。。
下は砂浜なんだけど、、その大部分は
小さな岩が石が敷きつまってるような場所。。。

ちなみに「落ちた」となったとたん、
父は立ったまま、、
一時、金縛り状態になったらしい。。

落ちた僕は、、その瞬間からは、、
とても鮮明に記憶に残っているが・・・
ものすごくスローモーションな
感覚になっていて、、それまで
あれだけ怯えていたのにもかかわらず・・・
なぜか恐怖感も消え去り・・・
というか・・なんだかスピリチュアルな
話しになってしまうけど、、
まるで何かに包み込まれながら
ゆるやかに落ちてる感覚だった。。
実際の落下時間と僕の心の中の時間は
かなりギャップがあったに違いない。。

落ちながら、、ボーッと空の青を
不思議な感じでただ眺めている
そんな感じだった。。。

そして、地面にぶつかる
その瞬間まで
僕の目は開いていた。。

僕の身体が落ちていった場所・・
そこは・・その部分だけ・・、
僕の頭くらいの石があったようで、
そして、それがなく、そこだけ、頭くらいの
半円の穴になっていて、、ギリギリ届く
海の水で半熟のような柔らかさだった。

その水分を含んだ穴には、
蟹が子供を産んだばかりで
小さな蟹の子供が、真上から落ちてくる
僕の頭に驚いたのか、、
サーッと広がっていた。。
そこからはもう記憶がない。。

僕は、その自分の頭ほどの・・
大きな石がどけられた
湿った砂浜の小穴に、、、頭から
ズボッと・・ストライクで
入っていったのだ。。。

そして、、僕は気絶していた。。

上の地上ほうで、、動転していた父は、、
崖の遠く向こうに、砂浜へ降りるロープの
場所を見つけ、、僕の場所へと
なんとかやってきた。。

一瞬、死んでいると思ったらしいが、、
外傷もなく・・気絶かもしれないと
僕を急いで、、ビンタをしはじめた。。

意識を取り戻した瞬間の僕は、、
いきなり父の何発目かのビンタで
泣いた。。
身体が硬直していて・・
父は、「手を握ってみろ」とか叫んでる。。
でも手のひらがそりかえるほど、
身体硬直で思い切りパーの状態、、
グーになど出来ない。。
で、またビンタされまくる。。
そういうやつなのだ。。(笑)。
今度は、崖の恐怖からもつかの間、、
父の恐怖と強圧にビビらせられながら、、
なんとか手を握ろうと無心に頑張る。。
そして、、少しして、、やっと
グー・パー・グー・パー・・と
出来るようになった。。

あとはロープの場所までいき
父は片手で僕を抱え、、
もう一つの腕と両足で、、
器用にも、、崖をよじ上っていった。。
子供心に、、「逞しいオヤジ」
という頼り甲斐だけは感じていた(笑)。

なんとか地上まで辿りつき
その後は・・すぐさま病院へ。
といっても、、お盆の時期でもあり
近隣の小さな町の診療所のような
ところだった。。

診てくれたお医者さんは・・
あそこから落ちたのか・・・
しかも・・大した怪我もなく・・
奇跡だ・・と驚いていたのを覚えている。
額の中央の髪の毛との境目だけ、、
大きなタンコブのような感じになっていたが
特にそれ以上は何もない。。

ただ、そのおでこの跡は、、
いまもなお残っているので・・、
興味のある方は、、お会いしたときに
お見せすることができる。。。

ともあれ・・
きっと僕が、小学校に入ってから
ずっと成績がふるわなかったのは、
そのせいに違いない(笑)。。

さて、その崖から落ちた日。。。
それが8月13日の金曜だった。。

父はそのあと、子供の僕に・・
8は「4×2(死に)」が8、
そして13日の金曜は西洋で
一番縁起の悪い日。。この日は
世界で一番、不幸の起こりやすい日なのだ
などと、、僕に、言っていた。。
自分の無謀さを棚に上げ・・。
迷信で、、一笑に伏すだが・・、
明らかに、、子供心に植え付けられ、、
トラウマにさせられてしまった。。

8月13日の金曜は
毎回、何もなく通り過ぎていくことを
願っている。。。(笑)
昨日も、セーフでした^^。

ペタしてね

ながなが、、すみません。。。
あの時、死んでいたら
皆様とも知り合っていないと思うと
感慨深いものがあります。。。

ではまた~♪