作家にとって一番大事だと思うこと。。 | 画家の雑記帳

作家にとって一番大事だと思うこと。。


あらためて言うまでもないが
画家というのは、生前、認められない人が
あまりに多い。。
今日、「巨匠」と呼ばれる歴史的な画家でさえ
生前、貧苦にあえぎながら、
自己の画業を貫いた人は多い。
有名なところでのゴッホにかぎらず、
日本にだってたくさんいた。

現代はなんだかんだいって、
やはり恵まれていると思う。。
たとえばユーチュブで自分の絵の制作風景を
流してる人もたくさんいるし・・
音楽なら自分の演奏をバンバン流してる人いる。。
また、このブログというのも・・その気になれば
毎日だって、作品発表できる。。
出版やメディアの世界だって、
19世紀とかに比べれば
比較にならないほど発展してる。。

もちろんどれも情報量が多すぎて
その中で・・、ひときわ注目されるには
やはり才能だの運だのいろんな要素が
絡むわけなのだけど。。。 

ただ、それはそれとして・・、そうした
「場」があるってことは素晴らしいことだ。。
個展しようと思えば・・
不況とはいえ、ギャラリーは
日本中にまだまだたくさんある。。

あとは・・本人の気持ち次第。。と思う。。

アートの世界に身を置いてると・・
いろんな美術論も批評も時に見聞する。。
まぁ理屈も理論も大事なのだけど、、
僕だってそれなりに理屈はこねるが(笑)、
美術の世界に限らず、、どの世界も
観念や能書きに走りすぎて、でもそう言う
わりには、「で?」と
言いたくなるほど、行動の無い人もいるもの。。

冒頭にあげたゴッホだって、
きちがいみたいに描いて描いて描きまくっていた。。
たとえ、認められなくても。。激貧でも。。。

今、画廊もしている立場で思うこと・・
いろんな作家さんとたくさん知り合うけど、
すごいなぁと思う人達は・・
とにかく毎日のように描いている。。
他に仕事してようが、どういう環境だろうが。。
そういう人こそ、「画家」なんだと思う。

もちろん、時には描けない時期もあるだろう。
でもそれは、いろんな方向性とか「模索」
してる期間であって・・ただ怠惰で描かない
場合は、多少なりとも誰にでもあることで
別に問題ないと思う。
ともあれ、、長いスパンで、、ひたむきに
描き続けてる人。。
そういう人を認めたいと思うし、、
応援していきたいと思う。。
(そして自分自身もまたそうでありたいと
 これまでやってきた。。)

たぶん、本人にとっては、「努力している」
とか「頑張っている」とかそういう感覚すら
あまりないと思う。。
売れようが売れまいが・・描かざるを得ない
みたいな・・そんな情動からの突き上げというか
強い想いがあるというか。。

で、やはり、そういう人が
最終的に認められていくのだと思う。。
たとえ、、それが没後だったとしても。。
歴史を振り返っても、、画家にかぎらず、、
生き様として、、あまりにそういう人が多い。
うちの師匠も、1年の中、会社で仕事しながら
ほぼ毎日描いてる、、年に330日以上
描いてると思う。。ほんと脱帽。。

それと、、経歴とかも大事なのだろうけど、、
そして、わりと経歴・学歴の無さを
気にする人もいるのだけど・・
(もちろんあったほうがいいのだろうけど)
でも、それなら・・
毎年かなりの数の・・
芸大とか卒業する人もいるし・・、また
これまで、日展や院展で入選した人とか・・、
そうした全員の人が、
一流として認められるべきである。。
でも現実はそうではない。。
そういうご経歴でも何年も創作活動してない人いるし
挫折する人もいるし、、
やはり一番大事な要素とはいえず、、
二義的なもんだと思う。。
逆に、、そうした経歴なくても、
一流として認められる人達もいる。。
だから、やはり根本的なことではないと思う。。

大事なのは、、やっぱり
現在進行形で、どれだけ、、行動できてるか、、
その本気さと、、(それも単なる一時の情熱でなく)
ひたむきな継続力となっている・・
描かざるをえないような
そういうその人自身の要素なのだと思う。。

ちなみに・・
僕と同じ頃に始めた画廊の人がいるのだけど・・
その人は、アカデミック路線で・・
主に企画中心だけど、貸す場合でも
最低、芸大出てないと、、貸すことも
基本的にされてない。。
それはそれでそういう主義だから、、
この差別化の時代、べつにいいと思うし
そういう場所もあるべきだと思う。。
ただ・・僕は僕のやり方で・・
年齢、経歴に関係なく、先にあげたような
「やる気」を何より基準にしている。。
とはいえ、誰にでも貸すつもりはないのだけれど
10代でも80代でも関係なく・・
中卒でも大学院卒でも関係なく・・
大事に思ってるのは「本気」でやってる人かどうか、
それを何よりの基準にしている。。

手前味噌なんだけど、、これまで時に
数日の個展で、人件費や日数分の家賃、
その他プレスリリース代など
「利益あんの?」「ないです^^;」
ということもたくさんあった。。
まぁ、地道に驀進してゆけば(笑)
あとあといろいろ付いてくるものですし^^。

これからも、ますます、、そういうところを
基準に置いて、、画廊の運営をしていきたい
とも思ってる。。
(いろんな美術業界の人も応援してくれているし、
 さきほどあげた画廊の人でさえ、
 そのうち何かタッグを組んでやりましょうと
 この前言ってくれた^^)
仮に万一、すごくメジャーな画廊になっても^^
この路線を変えるつもりはない。。。
でも、たんに「趣味でやってます、発表したいです」
というだけなら、レンタルオンリーだけで
誰にでも貸してくれるところを
ご紹介しようと思ってる。。

・・・なんか話しがあっちこっちに飛んだ気もするが・・・、
ともあれ、、作家にとって大事なことは
本人がどれだけ気持ち持ってるかどうかに尽きる
と、僕はそう思う。。

ペタしてね

人間、最後は気持ちの強い人が勝ちます。。
なんて、、すみません、けっきょく根性論で(笑)。