エッセイ「善と悪」 | 画家の雑記帳

エッセイ「善と悪」


たとえば、それが自分の子供でも、
恋人でも、夫婦でも、部下でも、
まぁなんでもいいんだけど、
相手の行為の中に何か「悪い」と感じる部分が
あるとして、まぁその「悪い」も程度問題なのだけど、
それに対して、厳しく言うべきか
ここは、敢えて何も言わないべきか、
それとも、優しくかんで含めるように言って諭すべきか、
などなど、そういう選択に迷う時ってあるだろうか・・・。
で、状況にもよるけど、
自分がとるべき態度は、何がいったいベターなのか・・・、
たまに何か事が起きたりすると、
そういうことをふと考えてしまう時が自分にはある。
個人的には、そうそう感情的になって、自分の思うことを
いきなりどんどん相手に言う事はないし、もしあったとしても
その時は、今後のために「ガツン」と言うべきだと
思って言ってるだけのことが多く、端から見れば
怒ってると見えて、わりと内面はそうでもないことも多い。

まぁどうでもいいのだけど(笑)、
時には、誰から見ても正論と思えることでも
なんでも言えばいいってもんでもないと思うこと、
わりと人生には多い気もする。
たいてい、一度言ってしまったことは
撤回することはできないものだし・・。
(多くの政治家さんなど、よく失敗してはるけど・・)
ともあれ、言葉というのは大事なもんですね。
同じこと言うのでも、その使い方で
大きく結果は変わるものですし。


それと、人間関係においても、
特に恋人同士とか夫婦とか
親密な関係の場合ほど大事なことだと思うのだけど、
なんていうか、仮に何かの対処の仕方で揉めたとして、
自分は「いや、そんなのほっとくべきだ」といい、
相手は「いいえ、ここはガツンと言うべきよ、絶対!」
などと正反対どうしの意見で口論になってしまったとし、
結局、相手のいうほうで押し進め、
そしたら悲惨な結果となってしまい、
結果は、自分の言った通り、
まずは静観しとくべきだったことが明らかとなった・・・
なんていう場合はどうだろう・・・。

そんな時も人によって、
「ほら見たことか、言わんこっちゃない!」などと
相手を責める場合もあるだろうし(笑)、
「いや、でも、結果的には残念なことになったけど、
 そんなに落ちこむことはないよ。
君がどうしてもそうしたかった気持ちもよくわかるし・・、
僕のように、ほっとけばいいだなんて無関心な、
見て見ぬふりしてるほうが、ほんとはいけないのかもしれないよ」
みたいに相手をフォローする立場に回る人もあると思う。


何が正しくて、何が正しくないのか・・
人生にはほんと、そういう岐路にたって
悩むときはいろいろあると思う。
で、時には正しければいいってもんでもないし、
正しいと思ってした事が、
月日がたち、「あれは、やっぱり間違いだった・・」
というようなことは
誰にだって一度や二度はあるだろう・・。

社会で常識とされてることが
すべて正しいとは限らないし、
はたまた法の世界だって絶対というわけではない・・
そして自分を基準にしたところで、
自分が完璧かというと、
もちろん現実のなかで試行錯誤や
四苦八苦する一個の人間であるわけで・・。

ただ、いろんな現象や出来事のなかで、
「絶対」というものはそうそうなく
状況や、時には運によって、
時には、関わる相手次第でも
その「善」や「悪」とかと思ってることが
いろいろなカタチに変わっていく性質があるってこと
どこか心に留めとくことは、
それなりに必要なのかなって、そんな気がする。
そのほうが物事、柔軟に考えていけるというか。。
なんでもどっちかに白黒はっきりつけないと
気がすまない人も世の中にはいるもんだけど・・
物事の原因って一つの理由だけでそうなること
は少なく、いろんな原因や要素が織り合い
重なりあって起こってることけっこう多いと思う。。

ただ、絶対に「悪」ということがある。
「振り込め詐欺」とか・・まぁ当たり前ですね(^^;
でもまぁ、わりと「悪」に関することは明確になりやすいけど、
ほんとの意味での「善」というのは
その捉え方や価値観で大きく変わってもいくものですね・・。

人間、生活のいろいろの場面で、
ミスやつまずきもあるものだし、
そしていつも、正しい判断や
良い判断が出来るというわけでないけど、
そのなかで、何かあるたび、例えそれが失敗だったとしても
それを機縁に、「より自分を高めていこう」
という意識さえ心にあれば、
「失敗は成功のもと」や「良薬口に苦し」
みたいに、自分を良くする方向へ変わっていくもんだと思う。
また、自分が迷惑を被り、責める側になった場合でも
杓子定規にあまりに細かくガタガタ言う人は、
人もついてこないし、自身、損することも多いのではと思う。

結局、善悪の基準を書きながら、
あまりそういうことに捉われすぎないことも大事かな・・
というか、答えは一つじゃない時もある・・っていうか、
なんかそういう面も書いてみたかった感じです、
うまく言えないけど・・。

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