審査の世界で思うこと。。 | 画家の雑記帳

審査の世界で思うこと。。


まず・・昨日、ぼんじゅこう先生と話した一端
からご紹介します。

興味深いエピソードを聞かせてくれました。
アメリカの人気のダンス番組があり・・
そのオーディションで・・
莫大な数から選ばれた1位は
なんとダンスをはじめて数週間の若い人
だったらしい。
しかし、実際、目を見張る身体能力と
リズム感、センスがあったという。

「才能」といえば才能なのだけど、
僕は選ぶ側の姿勢に注目した。

ダンスであれ、音楽の世界であれ、
海外はこしうた事例が多い。
素人から一躍トップスターの仲間入り
ということがよくあるもの・・。
アメリカン・ドリームなんて言葉も
あるくらい。。

日本は・・どちらかというと・・
エンターティメントの世界では
まず「売れる」「売れなさそう」の
ビジュアル重視のところがあるし、
美術などの世界では・・
かなり・・経歴重視のところがある。。
そのどちらも実質の中身重視ではない。。
もちろん、エンターティナーの世界では
ビジュアルも大事だろうし
美術の世界ではそれなりの経歴も
大事なのだろけど、
それがもちろんすべてではないはず。

たとえばミュージカル歌手でも
イギリスでスーザンボイルという
47歳のおばちゃんといえば悪いけど、
街の一市民から世界的に有名なった人が
最近話題を集めたけど、、
日本ではまずそういうのが殆どない気がする。

今、世界的に活躍してる現代アーティストの
奈良美智氏や村上隆氏も・・
海外からの逆輸入的に有名になった人といえる。。
日本の美術団体からは・・
権威的側面ばかり重視されるのか、
なかなか、こうした人が出て来ない実情がある。。

と・・こうした類いの話しを僕はしたのだけど、、
その中で・・梵先生曰く・・
美術系の書籍など見ていても
日本は特に・・「自分は描けない人間が、
批評ばかりして大家気取りの評論家が多い」
と嘆かれていた。。

その通りだと思う。。。
実際、「批評家の描く絵画展」など
あれば、ぜひとも見て見たいものである。
ブログの世界でも、ハンドルネームのみで
好き勝手に人の作品を批評して、
まるで大家気取りな人もたまにいるけれど、、
それだけの大ぐち叩くのなら
自分のデッサンや絵を一枚くらいブログに載せるか、
せめて自分の実名くらいちゃんと出して
「文責」としてほしいものである。
すみません(笑)^^;。

特に、多くの美術関係の本を読んできて思う事は
どんな有名な作家も、いろいろと若い頃、
叩かれたりはするが、巨匠の地位ともなると
まず難癖つけてきたり、
手厳しいこという批評家がいなくなる。。
迎合と保身ゆえだろうか・・でも、
これは・・本来あり得ないことだと思う。。

あるフランスの巨匠の格言で(名前忘れました^^;
今度ちゃんと調べときます)、
その巨匠自身が言ってることなのだけど、
それは「巨匠にだって駄作はある・・
街の日曜画家にだって、時に名作はある」
ということが、かつて読んだものの中に記されていた。。
これは、すごいことだと思う。
功なり名なりを遂げられた方が言うのだから
なおさら説得力がある。。
とともにそれは、大家という地位にあぐらをかかない
自身への厳しき目でもあると思う。

真摯に・・色眼鏡でなく・・そのものの本質を
見てゆく「目」というのは、、本当に大事だと
思うし・・、自分も画廊などやっているので
そうした「目」を鍛えてゆきたいと思っているし、
そういう感覚を大事にしてゆきたいと思う。。

そして・・・秋に行う公募展・・・、
昨日紹介した梵寿綱(ぼんじゅこう)先生をはじめ、
日々、アートの世界で「売り買い」をはじめ
アートの現場で日々、数多くの作品に触れてきた
画廊の先輩諸氏や、他にも、大きな美術団体展で
審査員もされてる画家の人など、、それぞれ
生の現場で現在活躍されてる方々に、
その審査協力をお願いする予定です。。
(もう、すべての方に承諾は得ています。)
そして、すべて「作品」そのもので・・
判断させて頂きます。。

100名枠の「入選」に関してのみ、
応募に応じて、、私が事前審査をさせて頂いて
おりますが・・・
僕の見解を言わせていただければ・・
僕も、好みというか「好き嫌い」は
それなりにあります。。でも、基準として
自分では一切、、そうした好みで
選ばないよう、、心がけています。

画像審査ではありますが・・、
絵として、構図や色彩効果などの
技術的な側面・・・で選ばせて
もらったり・・、また仮に
そういう部分で特に取り立てるものがなくても、
「味わい深さ」などを感じられるものや・・、
他にはコンセプトが明確だったり、
絵としての面白さが感じられるものとか・・、
そういう基準から見させてもらってます。。
あと、画像でも、ある程度、、
作品の「仕上げ」が雑だなぁ~と感じるもの
もあれば、とてもよい質感を感じさせられる
ものをあります。。
ともあれ、そういう部分です。。。

ノミネートされた方は、あとは本番のみです^^
渾身の一作をお願いします。。

また、今回も「小さな絵の大博覧会」の時の
ように、、一般の観覧に来られた方も
アンケートにより「審査員」になっていただきます♪
たくさんの方の目に「魅力」を感じさせるというのも
やはり大事だと思うからです。
また、見る人も参加型の公募展でありたいとも
思ってます。。
というわけで、昨日紹介した「ドラード大賞」のほか
<人気投票・1位賞~3位賞>も設けます。。

ともあれ、、全国からたくさんの人が集い、
アートを楽しめるイベントにしていきたいと
思います。。。

みなさま、ヨロシクお願いします♪

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