ジャンル、それ自体が問題ではない。。。 | 画家の雑記帳

ジャンル、それ自体が問題ではない。。。


アートの世界に身を置いていると
よく「こんなのアートではない」的な
言論が目につく事がある。。

作家がおのおの各自において
「アートとは」とその独自の方向性を模索
するのはとてもいいことだと思うのだけど、
あまり「あんなの」って感じで
ジャンルごと認めないような姿勢は
不遜であり、ちと偏向すぎるかなと思う。

たとえば、僕は
ただの可愛いだけのようなアニメ的絵画など
まったく好きではないのだが、
けれど、それは僕が、好きでないというだけで、
イコール「非」とは思っていない。
その是非を問うならば「是」である。。
言ってること伝わるかな。。。

本の世界で言うなら・・
少年ジャンプからニーチェなどの哲学書まで
必要なのだと僕は思っている。
音楽だって、POPソングから
クラッシックまで必要だと思っている。。
まぁ、高尚とか高尚じゃないとかって
問題なだけで、、、
食べ物だって、毎日フレンチのフルコース
食べたいわけでなく、、ちなみに、
昨晩ひさびさに食べたタコ焼きは
とてもおいしかったよ(笑)。

言ってみれば・・例えばそれも
料理界の人が、
「たこ焼きなんて、料理じゃない」
というようなもんで、、
もしもそんなこと言われたら、、
でも僕はたこ焼きも好きだし、
それを否定されたってなぁ~
って気がするはず。。
(変な喩えですね^^;)

要するに・・・自分が作り手なら
単に自分はどこに、くみしたいのか・・
という問題なだけだと思うんだけどな。。

アートで言えば、、別に
山下清だって、岩崎ちひろだって、
棟方志功だって、岡本太郎だって、
なんだっていいわけで
それぞれにそれぞれの素晴らしさがあるってことと
と思うし・・、
(ちなみに、かの岡本太郎も、TVに出だした頃は
 「あんなの絵じゃない」とよく非難された・・)
ジャンルで言えば・・
具象・リアル系だって、、
抽象・ミニマル系だって、
サブカルチャー・アニメ系だって
癒し系だって
なんだっていいじゃん、
とワシは普通に思うのである。。

好き嫌いの問題、それだけの気がする。。
そして、、それぞれのジャンルで
「差」がある、ということだけじゃ
ないだろうか。。。

ただ・・それぞれのジャンルで言えば・・
ヘタクソなマンガ描いてる人もいれば
すごいマンガ描いてる人もいて、
ものすごいレベルの静物画を描いてる人もいれば
まったくなってない静物画を描いてる人もいれば
深~い奥行き性のある抽象画の人もいれば
上辺だけのような抽象画の人もいれば
って感じで・・
個人としてのレベルの「差」が
あるだけなのだと思うんですね。。

音楽でもJAZZ以外は音楽でないとか
クラッシク以外は音楽でないとか
そんな風に言いたがる吾人が稀にいらっしゃるが・・
あんた、いったいどんな作曲できんの?
と聞きたくなる(笑)。。
なんとなく、ジャンル自体の否定は虚しいと・・
そう感じるのである。。

万人向けのものも良く・・
一部マニア向けも良く・・
いろんな人がいて・・
そしていろんなものがあって・・
それでこの世界が成立していると
単純にそう思うんですよね・・・。。

「違い」を認めることは大事で
嫌いだからと全てを否定したがるのも
「嫌い=ダメ」という発想もいかがなものか・・
と思うのである。。。

ペタしてね

そういえば・・過去に
嫌いだけど、凄い奴だな~と
思った人間の一人や二人はいる^^。