「絵」の最終目的は上手さなのか?というテーゼ。 | 画家の雑記帳

「絵」の最終目的は上手さなのか?というテーゼ。


こんな話しがある。。
1900年代半ばのあるエピソード。
ある模写の天才がいた。
その模写の達人は、ピカソが好きで
ピカソばかり描いていた。。
そしてある日、パリで
「ピカソ展」をやった(笑)。
ちなみに、個人的な模写はいいだろうけど、
死後50年でもないのに、
現役作家のそれをするところがすごい。。
完全に著作権の問題である(笑)。。
まぁ、それはさておき・・

そこへ偶然ピカソが通りかかった。。
『あれ、俺の個展が開催してる!?』と
思ったそうだ(笑)。
で、中に入り、作品をしげしげ見つめる。。
そしてそこにいた画家にこう言ったという。。


『君は、オレより上手いね~』

(笑)
真面目な顔して、感心してそう言ったようだ。。

大物なので、おとがめもなし。。。

まぁ、そんなエピソードです。。
ちょっと深くないですか~^^;


結局、技術も大事だけど、
でも、それだけでは
仮に本当にピカソの技術力を超えたとしても
意味がないですね。。
すごいことではあるけれど。。

どちらかというと職人芸に近いのでしょうか。。

ちなみに現在でも、有名な模写画家という
のも、けっこう海外にはいて、、
それはそれで有名にもなれば、
たとえば2億円クラスの名画の肉筆の模写が
200万とかで売れたりする作家がいたりも
します。。
でも、自分のプライベートな作品は
そんな高額で売れないらしい・・(笑)
因果なもんですね。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ちょっと長い余談・・)

さて、実はこの私も、絵を描き始めた1年目の頃、
模写というものをはじめてやった。。
(といっても入ったばかりのムサビの課題でした)

アンドリューワイエスの「black velvet」
という作品。。

まずは本家のものを・・・
(といっても海外の画集サイトから引用)↓


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で、私のまだ未熟な模写ではありますが
習作ってことで^^;  ↓


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ちなみに・・当時、
初のテンペラ画で、模写しました。
テンペラは、簡単にいゆと
卵と顔料まぜて描く技法です。
なんどもなんども、薄く重ね塗りし
微妙な肌の感じを出すのに苦労しました。
それと描いてる時は明るさや透明感を
近づけても乾くと、明度も変わるし
色も黒ずんできたりしてしまう。。。
ほんと難しいもんだ^^;
(ただ、昔の作品なんで画像がこれしかなく
撮影の加減で、実際はもうちょい
白い肌で描きました/弁明^^;)


まぁ、いい勉強になりましたが・・
二度とリアル系の具象は
ワシに向いていないな~と
その時、強く実感しました。。

この作品は、長辺が30cmほどの
ものだったけど、、、
小さいわりに、かなり根気がいって、
あ~、、しんどい、もーヤだ、
と思ってしまった(笑)

ただ、やりながら、なるべくオリジナル
(まぁ画集のカラーコピー見ながらだけど^^;)
に近づけようと努力してると
それなりに、いろいろ気づくことは多くて
タメにはなった。。

そして、アートショップ始めた頃、
店に置いてみたら、すぐに
売れたので^^(たしか30000円)
それはそれで嬉しかった(単純^^;)。

とはいえ、習作はあくまで習作。。
どんなに頑張っても、描いた人の
魂までは描ききれません。。。
(↑これを言いたかった^^)

(※ちなみに、それを承知のうえでしたら、
 肉筆複製画承ります(笑))


というわけで、だらだらと
また長くなってしまいました。。。
すみません^^。

ペタしてね



ではまた~♪