絵画技法/〜基本その1〜白い絵の具について
画廊の仕事でいろんな作品を見るけど
たまにもったいないな~と思うことがある。。
まだ描かれて間もない作品なのに・・
しかも素晴らしい作品だったり、、
大作だったりするのに、、
細かくひび割れを起してるものをたまに
見ることがある。。
なので、一度、これについて
触れたいと思っていた。。。
特に油絵は、気をつけなければいけない
基本中の基本がある・・・。
いろんな原因があるけど・・
一番に「白」が原因なのが多い。。。
白い絵の具はよく使うもの。。
そのまま使うこともあれば、
色を薄めたりするために混色にもよく使う。。
その使い方を誤れば、、
せっかくの綺麗なマチエール(絵肌)が
短期間でビリビリしてきちゃうわけなのだ。。
というわけで
まずは絵の具編・その1。
「白」にもいろいろありを知る。
その性質と特徴を覚えましょう♪
(白い絵の具の代表的なもの)
ジンクホワイト・・・
どの色と混ぜても変色しない。混色で他の色の
持ち味を壊すこともない。
しかし、重ね塗りの絵の具に
亀裂や剥離を発生させるので
地塗りや下描きには×。
ペインティングナイフで塗り、乾燥後、
他色を塗ると亀裂や剥離を起こす。
色をきれいに薄めたり、上描きに適す。
セラミックホワイト・・・白さNo.1
隠蔽力に優れる・混色鮮明度良し・
不変性良し・変色しない・黄ばみが最も少ない・
混色制限なし・安定性も良い
(亀裂・剥離が起こしにくい)
シルバーホワイト・・・
地塗りや下書きに利用すると、
重ね塗り絵の具の定着もよく
亀裂がはいることもない。
乾燥が早いので描画スピードに有利
硫黄化合物・絵の具のN記号の混色はさける。
色が黒ずむ。わりと人体に有害。
チタニウムホワイト・・・
隠蔽力や着色力は白色絵の具のなかで最大。
自由に混色できる。ただし混色の際、
使いすぎると、他の色を殺してしまう。
上塗り絵の具に剥離や亀裂を起こさないので
上描きから下描きまで心配なし。
●白は非常に良く使う色なので、
それぞれの特性をふまえた上で、絵画制作すべし^^。
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