画家と画廊(episode8)〜ある作家達の物語〜 | 画家の雑記帳

画家と画廊(episode8)〜ある作家達の物語〜

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※ちなみに第1話~第7話までは
2009年10月25日~31日までの記事です。
それぞれ1話ごと、完結してます。
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今日話すことは・・・
個人的なことをエピソードとして
話すのだけれども、
たんに私のところの話しというわけでもなく、
画廊業界全体、画家全体での話しとしても
聞いてもらえるとありがたいと思います。

現在、画廊といっても、
店によってもいろいろなスタイルがあり、
一律ではいえないことなのだけど、
画廊が画家に展示会場として貸し出す場合、
その多く一般的には、「会場レンタル費」と
「売れた場合のコミッション」がある。
コミッションは2割のところもあれば、
3割とか中にはもっと高いところもある。。
もちろん、コミッションがないところも
あるかもしれない。。

僕自身が考えてることは、、
すべての人が絵が売れるとは限らないし、
中には売らないというスタイルの人もいるし、
(↑それはそれで僕は尊重してる)
なるべく安く提供したいという思いから、
会場レンタル費は、なるべく低くおさえ
ギリギリまで安くしている。。
(都心の路面店の水準からすれば
 かなり安いほうだと思う♪)
そのぶん、売れた場合は、
コミッションとして2割いただいて
なんとか画廊業務をしている。。。

先日、こんなことがあった。。
先日といえばわかってしまうが
「ヒロ榎本」氏である。。

8枚も絵が売れたのだが、
その中の1枚は、彼の友人が買ってくれ
まずその話から。。

それは・・すでに彼の画集をもっている
彼の友人が、その画集に載っている
「ハープ」という絵を買いたいと
彼に電話し、彼は「じゃあ、
今、個展やってるから、店に
もっていくので、そこに買いに来て」
という流れとなった。。

こちらにしてみれば、別に、個展に展示
していた作品ではないので(言うなれば、
ただ、店に取りに来てもらっただけの事)、
それに、友人関係なので、
彼の自宅に買いに来てもらってもいいわけだ。。

でも、彼いわく、
かくかくしかじかな流れで、こちらの
画廊通して売らせて頂きましたので
宜しくどうぞと・・・。。
「え、そんな、いいのに~~~」
と僕もいったが、
すでにスタッフ通して画廊で販売済み、
彼も「いえいえ、そうしたいんです」とのこと。。
とても関心させられた。。

画廊には、さきに触れたようにコミッションが
あるので、中には、会期中に作家の友人などが来て
「あ、この絵買いたいなぁ」という話しになっても、
こっそり、「じゃ、、個展おわったら・・」
と、自分が直接、個展終了後に売るという人もいる。。
(というか、同業とか作家自身とかからも
 そういうこと聞くことがある・・笑)
まぁ、それはいかがなことか・・とも思うが、
仮にそういう事を僕自身されたとしても、
ご友人に売る分なので、
とやかく言うつもりも、また、それらしきこと
があっても追及するつもりはまったくない。。

ただ、このように・・
なかには、ヒロさんのように個展作品以外の
ものを友人に売る場合でも、そのように
言ってきてくれる人もいれば、その反対に
個展で出してる作品を、個展で売れる状況にも
かかわらず、その時は売らずに、
終わってから友人に売るなんて人もいるという事。。

うちの師匠(満田先生)も、いぜん個展やってもらい、
その時には売れなかった作品を、
やはり個展に来ていた知人が、
「やっぱりあの絵ほしい・・」と個展のあとに
言ってきたとのことで、わざわざ会期後に、それを
申告してくれ、手数料払うね。。と言われた。。
この時も、、ほんと、、頭の下がる思いであった。。

どの人も、そのほとんどが、
画家だけで生活できない中、通常の日々は
サラリーマン等しながら、夜中や
休日に、身体を休むことを削って、真剣に描いて、
生活もギリギリで・・・、その上で
個展費用を捻出してなんとかやってるという人が大半。
というか90%以上そういう方がほとんどのはず。。

エピソードとして紹介させてもらった
お二人ももちろんそうである。。
とても、その人間性に心打たれる。。

画廊も、シビアな見解しめせば・・
たとえば合同展などでも、
(売れればいいというわけではないが)
やはり絵が売れる人は・・・
(こちらもボランティアではないので)
画廊主として注目するし、そこから
また個展とかやってほしいと思うし、
中には、すごくよく売れてしまう人は、
ウチに常設で作品置きません?とか、
こんど招待展させてもらおうかな。。とか、
そういう話しにも発展するというもの。。

このブログも、すでに、すごく多くの作家
さんが見てくれていて、そして
全国いろんなところで個展されてる方、
それなりに多くいらっやると思います。。

今日こんな話題を出したのは、、
老婆心でもあり(笑)、
もしもコッソリ派の人がいれば、、
その時は、目先の数割を得しても、
長い目でみれば損することになると思う
ということも伝えたかった。。

心のすごく正直な、人としても立派な作家は
やっぱり、周りの人達も関係者もその人柄を愛し、
結局、個展にもいろんな人が駈け付けてくれる
ようになり・・・それが、
5、10年と月日を重ねてゆくたび、さらに
作家としてより認められていってるように、
いろんな人見ながら・・そう思う。。。


ペタしてね


・・・と書き終えたら
またまたエピソード。。

そういえば、たまたま今日もそうだったのだけど、、
うちのアートショップの方のレンタルボックスを
借りてくれてるsanakoさんもそう。
彼女は手作りのハンコを販売してるのだけど
子育てもしながら、そして絵も描かれてる。。
店では「アートハンコ」を売ってるのだけど、
絵がブログなど通して個人で売れたのに、
年末の時も、そして今回も
「ドラードを通して売らせてもらってます」と・・、
その描いて売れた作品を
ドラードで販売手続きしてくださいと・・
今日、メッセージで
こちらに言ってきてくれてた。。
もうほんと頭が下がりっぱなしである。。。

なんだか、いい人達に恵まれてて、、
僕は幸せ者だな~。。とつくづく思う。。。
これからも頑張ります♪