美術の教室1「絵と時間の関係」 | 画家の雑記帳

美術の教室1「絵と時間の関係」


絵を描いていて、よく聞かれる質問。

「だいたい、これくらいのサイズで
どのくらいの時間をかけるのですか?」
といった趣旨の内容。。

たとえば、
F4というサイズのキャンバスがある。
コピー用紙でいえばA4サイズほど。

で、結論からいえば
1週間以上かかるものもあれば
1時間もかからないものもある。。

油絵の具は乾くのが遅いので
最低4~5日経たないと
乾いてくれない。
そして、油絵の技法には
ドライオンウエットもあれば
ウエットオンウエットもある。
要するに乾いた絵の具の上に
また新たに色を重ねてゆくものもあれば
まだ乾いてない上から更に色を重ね
その混じり具合の妙というか
そういう効果を狙うものもある。

ちなみに、最終的に赤を塗るにしても
油絵は重ねていくことが出来るので、
極端にいえば、白の上に赤と黒の上に赤では、
同じ赤でも、違う効果の赤になる。。

それと・・、
描くモチーフ(対象)によっても違う。
細かな緑の多い木々の風景と
人の顔では、風景のほうが
同じサイズでもすごく時間がかかる。

あと、描き方・・。
写実といって写真のように正確に描く
のもあれば、例えば、ゆる~い感じで
(フォービズムと呼ばれる)自分の主体的な
感覚で描くものある。

僕は、いろんな様式で
幻想的なもの、空想的なるものを描くので・・
サイズ=時間が
ぜんぜん比例しない。。。

そして日々、いろんなもの描くので
パレットは色んな色だらけ。。

ちなみに、混色利用が多い場合、
パレットにはわずか少量の種類の絵の具しか
のっていない画家さんもいる。私はその逆。

これには・・訳があり、
僕は明るい色調が好きで、
あまり昔の油絵のように
どんより暗~い感じの絵が好きではない。
目的の色を混色で作れても(作れるが)
絵の具は、混ぜれば混ぜるほど濁る。
そして発色が悪くなる・・ということ。

なので、混色は
僕の場合、せいぜい2色まで。

というわけで、それぞれの色が、
そのあと使ってないと
(日々、いろんな絵を描くので)
たくさんの色が
4~5日で固まってきちゃう。。。

で、昨日は、ちょっと大きな作品を
描いていたのだけど、明け方、
パレットに残った、
そろそろ乾きはじめてる
いろんな絵の具があったので、
それらを使い、落書き気分で、
小さなキャンバス(F4)に
一気に描きました^^  ↓


$画家の雑記帳

      タイトル「彩り」

というわけで、たとえば、これなんか
ほとんど時間がかかっていない。

僕の場合、どちらかというと絵の値段は
巷のようにサイズ=値段という基準より
かかった手間ひまのほうが大きな基準に
なっている。。

なので、これはけっこう安いです(笑)。



ペタしてね

あ、それから、今週木曜(17日)から
クリスマスアート展です。たくさんの作家さん
が腕をふるって作品出品です。
ぜひ、時間のある方は見に来てください。
ちなみに僕は・・今回、クラフト部門で参加します。
オブジェ作りました^^。

ではまた~♪