絵画と値段の話し
絵画・・特に油絵の場合、
その支持体はキャンバスとなるのだけど
そのキャンバスも
1号2号3号・・・・100号、200号と
サイズが決まっている。
(画用紙にもいろいろサイズがありますが・・)
で、画家により・・・
おおよそではあるが
1号あたりいくらという値段の付け方が
一般的である。有名になればなるほど
その1号あたりも高くなるのだけど、
これは目安としてはいいけど
「絵」は決して測り売りの世界ではないはず。
画廊もしている自分が言うのも何だけど、
おかしな話しだなぁ~と。。。
絵の具だって、色(含まれる顔料)によって
おおきなチューブで数百円のものもあれば
小さなチューブで数千円というものもある。
たまたま安い色の絵の具が中心のとなった絵
もあれば、使いたい色がすごく高く、
思いきってそれをたくさん使う場合もある。
その時点で、同じサイズどうしの絵でも
材料原価がすでに大幅にちがう。。。
さらには、小さなサイズでも、ある表現を
納得いくまで思考錯誤して、かなり
時間のかかるものもあれば、
大型作品でもスムーズに時間がかからず
制作できるものもある。。
というわけで、たとえば、
4号の作品と15号の作品で
4号のほうが時間も手間もかかった
なんてことは普通にあったりする。。。
ほかにも、下書き(エスキース)を繰り返して
そのうえでキャンバスを下塗りし、
その乾いたうえに、完成した下書きを元に
キャンバスに描き移し、そこから
何層にも塗り込んで、色自体にも微妙な変化を
つけるてゆくものもあれば、
そのままキャンバスに抽象的な絵を
直感と勢いで感じるままに描くときもある。。
特に、僕の場合など、いろんな種類の絵を
描くので、
今日はロック、明日はジャズ調、
あさってはシャンソン(笑)みたいに
そんなミュージシャンスタイル(?)
でやっているので^^、
一概な「量り売り」の世界で
そもそも値段は付けにくい。。。
でも、小さな作品を
その何倍も大きな作品より
高額にはできないし・・・というか
かなりそれはやりづらいことであり、、
いつも悩むところでもある。。
特に最初の頃は、
ある程度、そういう1号あたりの世界
で、自分に妥協した面が多かったのだけど
今後は、もっと実際の実質部分を
重視して値段を決めていきたいなぁ~
なんて、当たり前のはずのことを思ってる。
本来、それが普通のはずなんですけどね。。。
誰もが知ってるダヴィンチでも
大作はたくさんあるけれど、
モナリザってすごく小さいんですよね。。
(ルーブルで見たことある人はよくご存知
だと思いますが・・)
でも、もしあれが「販売」されたら
ダヴィンチの絵の中でも一番高くなると思うし、
オークションにでもでれば
世界中の絵画の中で一番高価になることも
十分考えられる。。
ちなみにダヴィンチ自身も
生きていれば、「サイズで決めるな」と
そう言うと思う。。あの絵は、未完成の多作が
たくさんあるダヴィンチが、長~い年月
向き合いながら完成させた作品なんですよね。。。
というわけで、
絵の価値って、サイズだけで
大幅に決められるものじゃ
ないですよね・・・^^。

ではまた~♪。。