エッセイ「たとえばヘンテコな絵」 | 画家の雑記帳

エッセイ「たとえばヘンテコな絵」

なんでもやってみると違うなぁ~
という実感の差を、今日は記事にしてみたいと
ふと思いました。。

私は、小さい頃から絵は好きでしたが
それは単に好きなだけでした。

20代、コピーライターとかしてましたが、
絵に関しては、ノートにイラストめいた落書きを
しているだけでした。

30代半ば、やっと本格的に
アクリル画や油絵などの絵画制作をはじめ、
そして去年秋より
自分のギャラリーが持てたのを機に(1周年です^^)、
自分の絵の販売活動もするようになり
なんとかちょこちょこ定期的に売れるようにも
なってきました。。。

絵に関しては、そんな経緯なのですが・・

やりはじめる前までの頃と
7年間やってきた今との違いというのは
やはりそれなりにあります。。。

まだ、ただ好きだっただけの時という頃は
美術館などに行っても、
いわゆる・・言葉は悪いけど・・
ヘンテコな絵というか、わけのわからん絵
というのがけっこうありました。

巨匠の絵でも、なんだか幼稚園の子が
描いたような世界の絵なんかもありますよね。
ちっともその凄さがわからなかった。。。

20代後半、パリのピカソ美術館に
初めて行った時だって、なんというか
お洒落な絵だな~、おもしろい絵だなぁ~
という感覚は見ながらあったけれど
実際、どれほど天才なのか
心で深~く実感など私にはできなかった・・・。

でも、4年ほど前に、
同じピカソ美術館行ったときは
もう身体が震えるような作品が
たくさんあった。。。昔と同じ絵のはずなのに
なんて凄いんだろうと
頭でなく、やっとハートで実感できた感じ。。

上野や箱根などにあるいろんな美術館にある
有名画家の絵でも、若いころは、
具象的な絵には、あ~すごいなぁってわかったけど
完全な抽象画はわけのわからないのが多かった。。^^;
いまは、けっこう、過去にはわからんかったのに
今では、お~すごいなと思えるように変わった絵が
やはりけっこう多い。

なんでも実際、やってみなければ
わからないこと、多いんだなぁ~
というそんな実感、絵を始める前と
ある程度やってきた後では
なんだかぜんぜん違う。。。

これはきっと、
他の世界でもそうなんだろうな・・・。

さっきのピカソでも
批評家のウンチクだらけの論評読んでも
まったくわからないのに
岡本太郎など画家の書いたピカソの解説など読むと
すごくわかりやすいし、角度がぜんぜんちがう。
すっと言葉が胸に入ってくるというか・・。

やはり自分でやりもしないで
理屈ばっかりならべてる批評家より
(すごい批評家もいると思うけど)
自分でもやって批評してる人は
やはり違う気がする。
これって音楽とかでもそうなんだろうな・・。

もちろん、やらなくてもわかる!って人も
いると思うのだけど、
たとえば、「古い壺」ひとつとっても
骨董好きの人が見る壺への目と
長年、陶芸してきたような人が見るおなじ壺への目は
やはり同じものでも
感じる実感が違うような気がするんですね・・・。

やってみれば、また見方や感じ方が変わる、
そんな記事でした~^^
ではまた~♪


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