正直さの効用。(面接・裏話)
(けっこう長いです。
今日も読んでやるよという方は
よろしくお願いします^^;)
先日、アルバイト募集で
1名の枠に105名の応募があったと
記事にしました。。
じつは、その面接でドタバタしてる時期、
渋谷にある時計学校から「求人」を依頼され、
そちらでは「社員募集」することにした。
ちなみに、最近読者になってくれてる
方々のために、いま一度説明しておきますと
ワタシは、画家活動のほか、
アンティーク時計の店や
アートショップ&画廊の
3店舗の経営もしております。
そして、アメブロガーでもあります(笑)
さて、この社員の募集のほうも、
小さな店ですから募集枠は一名。。。
今はどこも求人難の時代ですから
これから来年3月までにかけて
またそれなりの数の応募が見込まれます。。
そして、アルバイト希望の人達の
怒涛の面接がやっと終わるという頃、
時計学校の求人欄を見たという一人から
さっそく面接依頼があった。
そして昨日が、その人の面接
だったわけです。。。
ハッキリいって、彼には悪いが
学校での成績表・・かなりBAD。。。^^;
おいおい・・という感じでした。。
とても感じの良い男性だったのですが。
ただ、履歴書や成績表のほか、
自己紹介状をきちんと持ってきており・・
けっこう長い内容だったのですが・・
休み時間、いつもバナナ1本だけ食べ
残りの時間はひたすらに時計の勉強していた・・
などのエピソードが書かれていた。
(ちなみに僕もムサビ時代、
おにぎり一個だけ食べ、
いつも即効、図書館へ行き
画集や美術書読みまくってました。^^)
さて、そのバナナのお話しのあとに、
種々の実技の自分の過去の失敗例を書きつつ
その未熟さをきちんと正直に明かし、
そのうえで、頑張ってゆきたいという熱意で
文章をくくってあった。
これには僕はとても感心した。。。
偉い!と思った。
はっきり言って、
今は雇用サイドは
買い手市場というか
なるべく成績優秀な人間を選ぶだろうし、
実際、かなり厳しい状況にある。
彼の場合でいえば、その成績表のほか、
紹介文で書かれてる
「こんなのもちゃんと出来んのか」
という内容には、さすがにちょっとなぁ~
という感じで、
たいていの雇用側は思うかもしれない。
でも、僕の考えは少し違っていて、
少々いい成績で時計学校でたところで
所詮、卒業して1年、2年くらいの人は
まだまだこの世界ではあまりにも未熟。
基本的に、店の商品やお客様から
預かった修理品は、この道10年20年の
熟練の職人さんたちに渡して
請け負ってもらっているし、店としての
需要はきちんとカバーできている。
でも、これからの子を育てていきたいし、
実際、雇った場合は、練習用のもので、
他の業務も手伝ってもらいながら
ガンガンしごくつもりである。。
というわけで・・・、じつは
その場でその子を採用内定した^^。
感じもいいし、何より、
とても正直な人間である。
欲しいのはそういう人なのだ。。
少々、腕が立っても、
ミスのたびに、いろんな知識や
理屈をこねて言い訳ばかりするような
新米職人はこれまで何人も見てきたし・・・。
ちなみに今回、
アルバイトのほうの105名の中には
かのロレックス社で数年、時計修理士をしていて
退職したばかりという経歴の人もいた。
同じ時計学校をかなり首席で卒業している。。
また、これから春にかけて
こんな急いで採用決定しなくても、
まだまだ応募が見込めるわけでもあるけど、
彼には、「就職課の人によろしく言っといてね、
募集1名なので、これでこちらはいいですと。」
と伝言してもらうことに。。とても喜んでいた。
本当は何十人面接に来ても、
少々成績が良くても、気に入らなければ
一人も採らないつもりでいた。。
別にそれならそれで、つき合いある職人達に
すべて任せてゆけばいいだけでもあるし・・。
さっそく卒業までの間も
週末、いろんな時計を使って
実際の訓練をしてゆく予定。
もちそんその間も、きちんと
時間給計算でバイト料として賃金払います^^
きっと、長く勤まれば、
ぐんぐん上達していい職人に成長すると
僕は信じてます。。
それから、さっきの話しのバイト面接の方の
そのロレックスにいたの男性もすごく正直だった。
なぜ、ロレックスを辞めたのかという
そういうことは聞かなかったが
とても素晴らしい経歴なので
「もしウチに来れば、また時計修理したいですか?
それとも、アンティーク全般の接客をはじめとした
いろんな業務がしたいですか?」と聞いた。
その彼は「働かせてもらえれば、もちろん
指示に従いますが、もう修理はしたくないです」
ときっぱりと言った。。
この子も偉いなぁ~と思った。
もし、はい修理します!といえば
別枠で雇っていたかもしれない。。。
彼の名誉のために言っておけば
彼は105名の最終選考に残った一人。。
最終的には、美大の彫刻科出身で、
その後、大手時計会社に就職、同時に
彫刻や画業をしながら、退職後
隔週の日曜、絵画教室の講師をしてる
という女性が今回、採用となったのだけど。。。
長くなったので、もうちょっとでやめときますね。
ともあれ、「正直さ」ってすごく大事な
ことだと思うんです。
100名の履歴書の志望動機には
アンティークやアートが
知識はないけど大好きで、
ずっと以前から興味があって・・という子、
ものすごくたくさんいた。
でも、すごい数の子が
「これまで買ったことのあるアンティーク品や
アート関係のもの(画集でもいい)ありますか」という
内容の質問に、何も書けない子が
やまほどたくさんいた(笑)。
会話の中でも、骨董市すら行ったことのない子
かなりいましたです。
僕的には、もうそれだけでOUT。
逆に、「知識もないし、何も買ったことも
ないのですが、とてもこの仕事に興味を持ち、
いろいろ勉強させてもらいながら、
お役に立てれるよう頑張りたいと思っています」
みたいなことを履歴書に書いてるほうが、
かなりこちらのウケは良かったはずなのだけど
それは皆無に近かったです。。。
働きたいからといって、
僕は、そういうゴマカシとか大嫌いです。。
やっぱり、基本は
正直さや誠実さでしょ、という
長~いお話しでした(^^;
ご静聴ありがとうございました^^

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