注文制作の苦しみ・喜び | 画家の雑記帳

注文制作の苦しみ・喜び


絵を描いて、それを売るものとして
少々、ジレンマめいた世界があって、
今日はそれを、
ぶっちゃけなお話しで・・・
記事にしようかなぁと思います。


あくまで個人的に僕がそう思うだけで
他の画家さんは、これから言うような事を
べつに思わないのかもしれないのだけど・・・。

たとえば、作品を発表していると
こういうことがあります。
じつは、この前もあった事。

過去の作品などをホームページから見て、
「あの作品、すでに売れているのだけど、
 同じものが欲しいのです。ただ20号は
 自分の部屋には大きすぎるので
 それを6号で同じ絵、
描いて売ってもらえませんか・・・」
というご相談。

で、正直な気持ちを吐露すると・・・

やはり、いつも、新たな絵を描いていたい。
その時その時、感じるものを感じるままに
描いていきたいというのが、まず
どうしても気持ちにあるんです。

けれど、自分の絵を認めてくれる人がいて、
それによって癒されたり、いつも見ていたいなどと
そんな風に感じてくれる人がいるのは、
それもまた、ひとつの大きな喜びで・・・。

ビジネス的な部分だけではなく、
やはり自分の描いたものとなると
他のものと違って、こうしたジレンマみたいなもの
が出てくるのです。
こんな時はいつも版画家が羨ましい・・。

でも、やはり、自分の絵をそれなりの対価を払って
自分の家でいつも見たいなんて思ってくれるものだから
そんなありがたい気持ちを断れないというのがあり・・・
注文を引き受けることに。

このブログの右側のスキンにも載せている絵だけど、
それを結局描かせてもらうことになって・・。
ただ、キャンバスにはそれぞれ号数というのがあって、
その号数が変わると、縦と横の比率も変わっちゃんですよね。

パソコンで描いてるデジタル画ではなく、
キャンバスの油絵の具ですから・・
それを、昔の画像みながら描くわけで
けっこう大変なわけです。
あまりイメージ変わってもダメですし・・。

でも多少は、やってみたいことやっちゃいます。
以前、オレンジだった部分をブラウンにしたり・・
太かった部分を少し細く変えたり・・
どうせ比率も変わるのですから、
そのくらいの遊びというか
新たな創作を、試させてもらいはします・・。
その中で数年前に描いてた時とは
また違う新たな発見を感じることもあるし・・・

というわけで、同じ作品のバージョン2がこれ↓。

画家の雑記帳
(歓ぶ涙Ver.2/油彩6号)

人によってい1作目がいいとか
いや2作目がいいとかになってしまうのだけど、
そんなこと気にし始めたら引き受けられないので
そこは気にしないようにしてます^^;