1/2 4月21日。紀三井寺の桜の終わった春の里山で自然体験活動を行いました。初めて里山に足を踏み入れる人も多かったのですが、親も子も、楽しい有意義な半日を過ごせました。
はじめの会の前にまずは、里山の入り口にあるお寺の階段を上がって行きました。
一番初めに、階段の脇にヤエムグラが生えていたのでそれを服にくっつけて遊びました。
みんな、初めて出会うモノであっても、自分で採って遊びます。
★この日の草遊びは、NCEGで自然体験を4年間経験してきた小学中学年の子どもたちがていねいに教えてくれました。
次の草遊びは、ムラサキカタバミの草相撲です。みんなによくわかるように手本を見せながらガイドしてくれます。
もちろん、子どもだけがやるのではありません。親も子どもと同じように、一緒に真剣に取り組み、楽しむのです。
目と手の協応、指先の感覚、集中しないとできません。
それは、年齢に関係ありません。
みんな、夢中になっていきます。
どの子も自分なりにやろうと試みます。
さあ、相撲を始めましたね。どっちが勝つかな?
=はじめの会=階段を上ったところにある地元の氏神様を祀っているお宮さんで「はじめの会」をさせていただきました。
この日のように時刻をきちんと守ってスタートすることも子育ての基軸になるような大切な営みであることを確認しながら始まりました。
お天気もどんどん良くなっていきました。歓迎のことば。
いいものを見つけたようですね!
お友だち家族をお誘いしてくれたYさんがはじめの挨拶をしてくれました。みんなに伝えたいことを心を込めて~。
今日、一緒に遊ぶ者同士、自己紹介をしあいます。
NCEGのイベントに初めての家族、山に入って遊ぶのも初めての方々が多かったですね。
おじいちゃんやおばあちゃん、おとうさんの参加もあって子どもたちもうれしそう!
この子は、昨年のこのイベントに3か月の赤ちゃんの時に参加しました。もう、1歳3か月に成長しましたよ!!!
はじめの会に集中するのがむずかしい子どもたちも、行われている会の妨げになるようなことはしないようにしながら、自分の好きなことをしています。「妨げになるようなことはしない」心が、やがて、成長したら、ちゃーんと落ち着いてこういう会にも参加できる力に育つのです。
~と言っても、実は、お話は、聴いていることが多いようです~
はじめの会の後、さらに、階段を上っていきます。
今度はヤブニッケイの倒木の樹皮を取って匂いを嗅いでみました。
自分で取りに行きます。きっと、こんな腰までも埋まるほどの草むらの中に足を踏み入れるのも、初めてのことにちがいありません。
それでもみんなが刺激し合って、わたしも、ぼくもと、取りに行きます。そして、匂いを嗅いだら~~~
う~~~ん、シナモン 素敵な香り。
取ってきた樹皮を割ってみんなにおすそわけ
自分でしっかりとした足取りで取って来れましたね。
家族で素敵な香りをたのしむ体験ができました。おねえちゃんは、取って来たかいがありましたね。自尊感情が育ちます。
ミカン畑の山道でイヌマキのおひげをして遊びました。
子どもたちの説明を一心に見つめて
この子どもたちは、幼稚園の頃からやってきているので指先も巧みに動きます。
みんな、できますか?今は、できない子もいるかもしれません。
でも、それでいいのです。回を重ねて遊んでいるうちにできるようになっていきます。できないことがあっても、「やりたいなあ」と思う気持ちさえ壊れなければいいのです。
りっぱなおひげですねえ~!
朝は、曇っていた西の空もどんどん明るくなってきていました。
たくましく、元気いっぱい、全身で活動する子ども
こころが解き放たれています!
サトイモ科ウラシマソウが道端に群生していました。
ウラシマソウのお話もしてくれました。下見をしてくれていて、ちゃんと、おうちでお話しすることを考え、それをメモ書きにして携えてきてくれていました。
変わったおもしろい形のお花ですね。ウラシマソウの名前の由来
おっ、見つけましたね。タケノコもにょっきり山道に。
丸い実が木になっているのを見つけた人から質問が
イヌビワです。イチジクと同じ仲間。
自分の感性で活動を楽しめるようになると、興味のあるモノが次から次へと見つかり、自然体験を自分のペースで楽しめるようになっていけます。ハートの形の葉に気づきました!
厚ぼったいツワブキの葉のようです。お気に入りのようですよ。
ここには、葉の裏に模様の書けるシロダモがありました。
みんな、木の棒きれで書いてみました。お父さんも子どもの名前を書いていましたね。
ノグルミがたくさんの実をつけた状態で倒れていました。
去年の台風21号によるものです。
イガイガの実ですね。リースなどにもつかえますね
さあ、ここを登り切ったら、今日のゴールです。もう一息だ!!!