20160806流しそうめんのステージを造ろう!
 

今年も流しそうめんをします。

会場になるnagomi gardenは、連日の会場整備を経てこの日を迎えました。




今日は、いよいよ本番を前にその整備された会場に竹樋(たけひ)を設置します!




まずは、竹を伐りに行きました。いつもの竹やぶです。



親子で作業、たのしいね~、うれしいね~



小さい子もみんなと同じように、やりたいんだよ




二年目の子らは、手順が飲み込めているので見通しと余裕をもって、活動しています!


 

説明を聞く時もぼんやりとは聞いていません!




「これからやるんだ」という気持ちで見つめます!聞きます!


なたを使って、竹を半分に割ります。




初参加の小学校4年生の子どもたち3人にやってもらうことにしました。




今年の竹は、なかなか、割れてくれません。


それでも、硬い竹に向かって、頑張りました。




バリっ!と割れるときに発する音がすると



見守っているみんなが喜び、拍手をし、心から応援します!




 

一本目よりも、二本目、二本目よりも三本目と力の入れ方が上手になっていくのが




腰の入れ方、足の踏ん張り方、道具の使い方から見ていても伝わってきました。


[お母さん方もチャレンジ!]





自分の親の必死な姿を初めて見る!




子どもたちは「見て学ぶ体験中」です!



食い入るように見つめているでしょう!


本気を感じることの大切さ



やっと、竹が割れました。簡単にはいかなかったその分、多くの学びが親にも、子どもたちにも、中でも、この竹割をした小学生たちにありました。



 竹割した竹は、今度は、節を抜きます。



「待ってました」とばかりに去年も経験している子どもたちは飛びつきました。

一斉に金槌を振るいます!
 

集中力が引き出され!技術を学び取っていく瞬間・瞬間です。




近づけないほどの真剣さ!


 

やる気に満ち溢れています。

金槌をもって節を的確に崩していきます。



あとは、ノミで仕上げていきます。



目と手の協応


 


手指の巧緻性が引き出されていきます。



ノミをたたく音だけがリズミカルに鳴り続けます。

話し声は聞こえません。無我の世界に入っている!



気高い緊張感の中で



自分が納得いくまで取り組む姿を学びます。

 

こうして、竹樋が完成していきました。


これをきれいに洗います。

nagomiには、上水道がないので、運んできた水道水を流しながら磨きました。





その竹樋を適当な傾斜をつけて連結していきます。

これがなかなかむずかしい。大人の腕の見せ所~




自然に生えている竹は、曲がっています。ねじれもあります。


 

翌日までビニルで覆っています。

 

支柱には脚立と三本竹を使いました。

 

明日は、ここにそうめんが流れてくるのです。




~少し離れたところから見たら、こんななだらかさでした~

自然に生えている竹という素材を扱う難しさを大人も体験できました~


=明日使う器も、竹で作ります=



慣れないのこぎりも繰り返しているうちに次第に使えるようになっていきます。



 

去年、経験している子どもたちは、この日に見せた姿は、一年前とは見違えるほどでした。

まずは、一連の準備作業の流れがわかっているので、見通しをもって活動していたこと。

去年、充分にできなかったことでも「見ていた体験」があるので、今年こそやってやるぞと意気込んで取り掛かっていたこと!


見るという体験の重要性

下の写真を見ていても、子どもたちは自分がやっていない時に見つめる姿をご覧ください=真剣そのものでしょう!この時も子どもたちは「見て学ぶ体験中」なのです。



右側の子ども

わたしもやりたい!  


「 してもらう」ではなく、自分がやるんだという気持ち。

流しそうめん準備の場は、目と手の協応、手指の巧緻性、五感の発達、集中力、根気、やる気、調整力、意欲、創意工夫、試行錯誤、人間の力のすばらしさ、みんなで力を合わせることの喜び・心地よさ、自分の親の本気の姿から感じた事・学んだもの・・・

子どもたちに計り知れない力をはぐくむ機会になりました。


親は、自らも体験することの大切さと、子どもを成長・発達させていく視点でとらえることの大切さや、長い目で見てこそ子どもにほんものの力をつけることができることなど、親の都合を優先していては駄目であることなど数多くを学ぶ場となりました。


さあ、あすは、30mの大流しそうめん大会だ!