お正月を前に、12月は、しめ縄づくりと、門松づくりをします。

今日はその第1弾、しめ縄づくり。

材料は、先日(10/13)、みんなで野上の田んぼに行っていただいてきた藁です。



スタッフがしめ縄のお話をしてくれました。

注連縄、〆縄、七五三縄などとも書くそうです。

しめ縄を張ってあると、ここからは神様のいらっしゃるところということだそうです。


しめ縄づくりの指導をTさんにお願いしました。




丁寧に説明をしてくださいます。

縄には、右巻きと左巻きがあります。右巻きは、作業に使う縄。右巻きの方が綯い(ない)やすいけれど、しめ縄は、左巻きにするそうです。大事なところに使うしめ縄だから、日常とは違う綯い方をということからでしょうか。


まずは、藁の準備から


藁を60本ぐらいをとって、はかまを取り除きます。「はご取り」というそうです。まず穂の方を持って、ワサワサと振りました。はかまが落ちていきます。今度は、株元の方を持ってワサワサ。


その後、きれいにそろえて株元を針金でしばりました。

全体を水で濡らしてから、木槌や木の棒でたたきます。

柔らかくするためだそうです。



たたき方もやっているうちに上手になってきました。


束を3つに分けて


いよいよ、綯って(なって)いきます。


慣れている人は一人でできることですが、初めての私たちは、ここからは、2~3人で協力し合います。
一人は株元を持ち、一人は3等分した束をそれぞれ右巻きにねじりながら、その3本を左巻きに綯っていきます。



初めて藁を扱う人ばかりですが・・・


家族でしめ縄づくり。


だんだん、しめ縄の姿が現れてきます。


子どもも、ちゃんと役にたっていますよ~。




手や指を使いながら、頭もしっかり働いています。


一生懸命する大人の姿は、子どもに確実に伝わります。


藁まみれになりながら、夢中になっていきます。


いつのまにやら藁に馴染んでいました。


2種類のしめ縄を教わりました。

最後に、きれいに整えて完成です!



作る前は、あんなばさばさしたものだった藁が、こんなにしっとりとした力強さを秘めた美しいものになっていました!


こんなに立派なしめ縄が自分の手でできるとは!


みんな大満足でした。

Tさん、ありがとうございました。

~今年は、自分たちの手で作ったこの“しめ縄で”お正月を迎えられます!~