2/21(土)いいお天気のこの日、名草山へ登りました。

いろいろ登るコースはあるのですが、内原神社からのコースで登りました。

まず、内原神社でムクロジ(ムクロジ科)を観察。今年は、不作だったとかで木の周りには、全く実が落ちていませんでした。見上げるとわずかに飴色の実がすこし~。



そこに宮司さんが来て、持っていた実をくださいました。


ムクロジの実は中の黒い実は羽根つきの黒い球に使われますし、また、実を包む皮の部分にはサポニンが含まれているので、石鹸として昔は使われていました。


神社の横の道を登って行くと、備長炭の原木になるウバメガシ(ブナ科)の林があります。


竹林(孟宗竹)のそばは薄暗くなっていましたが、やがてコナラ(ブナ科)などが生えている明るい山道へ。しばらくいくと、再び、日の当たらない林の中へ今度は下って行きます。


カクレミノ(ウコギ科)の葉の変異を利用した遊びを案内しました。



今度は、少し急な登りになりますが、ヤマイモ科トコロ属の実(中味は空っぽ)をKさんが見つけました。

日当たりのいいところにコウヤボウキ(キク科)の群落がありました。きれいな綿毛の実や、萼を観察できました。



ここまで来れば、もう少しで頂上です。

リース作りのときにつかったノグルミがいくつか生えています。実も、たくさんつけていました。



キリ(キリ科)の木もあって、その実(これも空)が落ちているのをNさんが見つけてくれました。


好天だったので、頂上からは、遠くまで見晴らせました。


眼下には、タイミングよく和歌浦・片男波、和歌川の接するエリアに見事な干潟が見られました。


~この写真は下見の時のものです

見晴らしのいいところに出て、

「さて、自分の家は見えるかしら~」などと


しばし、ベンチで談笑し休みました。



帰りは、同じ道はとらずに山頂から東に向かうコースをとりました。

このコースには、急な坂があります。持って来た杖が威力を発揮。日頃の運動不足が試されます。


帰り道には、ヒサカキ(モッコク科)、ネジキ(ツツジ科)、シャシャンボ(ツツジ科 野生のブルーベリー)が多かったです。

途中で、コシダ(シダ植物でウラジロ科)を使って草遊びをしました。


下りてからは池の横を通って、nagomigarden&畑に着きました。


気持ちのいい名草山行きになりました。