~写真のない記事になっています~


昨日、友人がお孫さんの小1のJ君を連れて来てくれました。そのJ君との2時間ほどの楽しい時間の様子をお伝えします。



畑と、里山のため池に行きました。


J君がその道すがら、まず心を向けたのは、用水路沿いで見つけた動物たち。

メダカに見えるカダヤシ

シオカラトンボ

カメ

それに、お姉ちゃんと一緒に採ったことのあるギンヤンマでした。


やはり、動く生物=動物が大好きです!


畑では、ビオトープでイトトンボに目が向きました。

よく見ると、無数に飛んでいることにも気づいたようでした。


そのうち、ヒツジグサの白い花にも気づきました。


=植物にも目が向き始めたようです=


里山のため池の大きさに驚き、その池を周回しているトンボ・ヤンマに注目しています。


「オニヤンマかなあ?」

オニヤンマにしたら、少し小さいよね~

「コオニヤンマというのもあるよ」


私も、まだ、同定できていないトンボ類です。

(早く、同定しておかないとなあ・・・・・。)


山で盛んに鳴いているセミたちにも関心を向けているようです。


セミの声に合わせて、草笛を教えました。


モチノキの葉で草笛の作り方を教えました。

指先を使って丁寧に折らないと丸めることができないのですが、器用に巻きました。

それから、先をつぶして咥え、吹いてみると

ピーッ

何と!すぐに鳴ったのです。

モチノキだと聞くと、クロガネモチが自宅にあると。

(きっと、帰ったらまた、笛を作ることでしょう。)


次に、笹舟を作りました。

おじいちゃん(友人)といっしょに作って、池に浮かべました。

風でスーッと走ります。

波を起こして、もっと、進まないものかとやっています。



ウラジロの飛行機やバッタも作りました。

飛行機を飛ばすのは難しそうです。バッタを跳ねさせるのも指のちょっとした使い方のコツが要ります。


帰り道、ヒガンバナを見て

「美しいけど、毒があるんだよね~」と言います。

食べたりしなけりゃあ大丈夫だよと、伝えます。


エノコログサで遊べることも知り、ニコニコ笑っていました。


友達にも、教えてあげられるねと言うと

「校庭は、先生たちが草引きしているからなにもないよ~」



草の生えていない校庭!

虫のいない校庭!

こんな中で子どもたちが置かれているのかと、愕然としました。




子どもは、少しの働きかけで自分の周りにある自然(生物)を自分のものにしていきます。次から次へと、生物への関心を伸ばしていき、もっともっとと広げていきます。こういう体験を心に持っているから、生き物を大切にする心も育つし、様々な文学作品を読んだときにも、そこに描かれている自然や情景描写も、イメージ豊かに読めるのです。また、生物にじかに触れながら、五感が刺激され、指先の器用さなども短時間に増していくのです。


今日の2時間ほどの活動の中で、J君は、自分が住んでいる愛知県で体験してきたことを織り交ぜながら、話してくれていましたが、こういう体験を重ねていってこそ子どもたちの豊かな成長が成し遂げられていくものだということを実感しました。すべての子どもたちが、賢くてしなやかさを持って育っていってほしいです。



(上記のように、池で見かけたトンボが解らなかったのですが、その日の夕方、再び、その岸辺に行くと、昨日のブログのようにトンボが翅を休めていたので、タイワンウチワヤンマだと同定できた次第です)