アキアカネが腹部を飴色に染め、里山に下りて来、飛び交うようになりました。

夏が終わり、季節は秋に向かっています。そんな山道に



これはカブトムシですね。



オスの象徴



頭部



この逞しい筋肉隆々の脚



昨年の夏の終わり、このカブトムシの母は交尾し産卵。

そのうちの一つの卵がうまく孵化して幼虫に。

その幼虫は育ちながら越冬した。

そして、大きくなった幼虫は、今年の初夏に蛹になった。

夏のある日、りっぱな成虫になって地上へ。

・・・・・・夏の終わりまで生き延びたこの雄は、雌と交尾し・・・・・・

~この約1年の寿命はさまざまなドラマティックな連続であったはずです。必死になって生きてきた1年だったことでしょう~


このカブトムシを見て「想像の翼を広げてみましょう」

例えばですよ~

・このオスは子孫を残すための交尾を終えて死んだのだろうな~

 そして、その相手の雌は、この里山の腐葉土がうず高く積もったところに産卵し、来年へと自分 の子どもを残したんだろう。


・これは、昨夜、飛んでいるところをフクロウに喰われたのだろう~

 暗くなってから、樹液の匂いを手掛かりに、飛んでいたこのカブトムシは、この里山に棲むフクロウによって捕らえられ、この山道に立っている樹木の上で食べられたのだろう。


~自然体験の豊かさによって、人それぞれの想像ができると思います。家族で交換し合うことで自然体験への関心がより高まると思います~