アゲハは、私の里山では一番大型のチョウです。

ひらりひらりと昼間に飛び回るので一層、注目されやすいチョウです。


そのアゲハの仲間の中で、なかなか写真に撮れないアゲハチョウがあります。それは、モンキアゲハです。


このチョウ、そんなに稀なチョウではありません。少し落ち着いて花の蜜を吸ってくれればいいのですが、とまってくれません、目の前をひらりひらり~です。


それで、写真には撮れずにきました。


ところが、今日、思う存分に写真を撮らせてくれたのです!



ほらっ、あそこに見える黒いアゲハ=白い斑点が見えるでしょ。だから、モンキアゲハです!何とか、写せたらと思い、いつものように遠くから少しずつ少しずつ~ズームをいっぱいに効かせ~写しながら近づいていきます。



まだ、だいじょうぶです!!


もう少し~


もう少し~


ええっ!どうしてなの  にげません!!!


とうとう、すぐそばまで行って


私の足元にいるモンキアゲハを見下ろして写しています!!!



白いのは鳥の糞です。それに夢中になっていて、動きません!



全く、逃げません!



ひらりひらりと飛ぶときに目立つ、あの後ろ羽にある白い紋(これを「モンキ」といっているのでしょう)がとまっていると前羽の下になっていて、なかなか見えません。



この池の水際には、毎日、アオサギやカワウなどがやってきています。



チョウが鳥の糞から必要なミネラルなどを摂りいれるのは間々、見られることなのですが、それにモンキアゲハが来ているところに出会えたのがラッキーでした。



モンキアゲハの次にカメラにおさまりにくかったアゲハは、アオスジアゲハなのですが、それもちょうど寄ってきて、写真に撮れました。



なんと、鳥の糞のおかげでモンキアゲハもアオスジアゲハも、簡単に写真が撮れました。


鳥の「糞」というと、私たちは引いてしまいますが、生きるために日々格闘しているチョウなどにとっては、なくてはならない成分を補給できる大切なモノなのでしょうね。私も、これからの観察にこの鳥の糞をうまく活用したいと思いました(笑)。







あすは、「里山のブルーベリー」を予定しています。