このきれいなぼんぼりのような花を咲かせているのは雄株です。
よく目にするのは、この雄株ばかり。
なかなか、見つからないのが雌株です。
ようやく何か所かにあるのを確認しました。
20120423のブログから
「N先生、赤い葉っぱやのにこすったら、緑色に変わる不思議な葉っぱ見つけた!!」爪で擦ってなにやら模様を描いています。ある子はうれしくて真緑に擦ってしまっていました。
びっくりして、早速一緒に子どもたちと休憩時間に見に出かけました。聞きつけた他の子どもたちもついてきました。それは校庭の片隅に2本だけ生えているアカメガシワでした。
次の日の朝の会、、発見した子どもがみんなに知らせてあげてくれました。「見たい人は大休憩に集合!」ぞろぞろついていったみんなで、また、赤い葉っぱを緑にして「魔法」「魔法」といいながら遊びました。ほんの小さなアカメガシワでしたから、若葉は・・・1枚もなくなってしまいました・・・。(Nさんからの投稿)
長く自然観察を続けてきたのに、私は知りませんでした。星状毛があって「赤い」ことは知っていましたが、実際にその密生した毛に触れて、確かめたことがなかったのです。子どもの方がきちんと観察しています。
んとに簡単にはがれ落ちました。
これ以来、この木を見るたびに、この時の子どもたちのことを思い出します。
★花が咲いているのを見つけたら、よくよく見てみましょう。一つの花に雄しべと雌しべがあるかどうか確かめてみましょう。雄しべだけなら、雄花。その雄花しかなかったら、その株は、雄株。雌しべだけだったら、雌花。雌花しかなかったら雌株。雄しべも雌しべもあるなら両性花。
花を、ちょっと引き寄せるだけでそういう観察はできると思います。小さい花の場合には、虫眼鏡をつかいましょう~。
あすは、「透き通る白い翅」です。