草遊びは楽しいものです
草遊びは世代を超えて楽しめます
草遊びは一人遊びの子でも、二人遊びの子でも、人数に関係なく遊べます
草遊びをしながら五感が刺激され、感覚がより発達していきます
豊かな感性へとつながっていきます
草遊びは、感覚を育て、心を安らげていきます
また、目と手の供応関係を高めます
手指の巧緻性も育てます
そういうもろもろの感覚を通して得た情報を記憶していきます。
さまざまな感覚の変化を伴う遊びを続けることによって、子どもの感覚統合的な能力は高まります。
~草遊びは、自分のペースで好きな時に好きなだけやれるあそびです~
大人が適切に関わることで、模倣したり、活動が励まされたり、語彙も豊富になっていきます。
子どもたちが草遊びなど自然体験をすることで育つことは無限に広がります。
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草遊び その1 「見立て遊び」
ここにイヌムギがあります。(子どもが小さい場合は、ギシギシの方がいいです)
イヌムギ
イヌムギの実の部分を取ります。
この時、指先は、イヌムギの感触をキャッチします。
採るとき、柔らかく繊細な子供の手は、痛みを感じています。それでもその痛みよりも採れる=自分がこの実をとっていることの凄いことに歓びを感じて採り続けているのです。そのうち、痛みを感じなくなっています。
ちぎった時、指を嗅ぐとほんの少しですが匂いもします。イヌムギをちぎったらどんな匂いがするのかを知ります。
爪を使うと上手に採れることも何度もやるうちに気づきます。
効き手で実をとるとき、穂が抜けてしまう場合もあり、反対側の手で茎を押さえてから採るといいことにも気づきます。
この時、大人や年上の子が一緒なら
初めてだったけど、手が切れたりしないかの不安はありません。
子どもは採り方を見て真似ます。
真似るともっとうまく採れることを知り、年上の人への信頼感、あこがれをもちます。
また、採りながら大人が「しごく」という言葉を使うことで、こういう時の採り方は「しごく」(扱く)というのだと知ります。
そうして、いっぱい取れたことに、自信を得ます。自分でこんなにたくさん、採れたことが自信になるのです。
たくさん採ったのに訳がある場合と、ない場合があります。
訳がある場合は、すでに何をしようかその子は目的を持っています。
ない場合は、ただそこにイヌムギがザランザランと実をつけているのを見て何とは無しに採ってみたのです。
このなんとは無しにとった場合で話を進めていったとして~
頭からかぶってしまいます。頭の髪に当たった実の感覚も、耳やほほに当たった感覚もちゃんと残ります~
「雨だ!」そう、雨が降り出したのです。自分で雨を降らせられたのです。僕は、雨を降らせられるんだぞー!と
~草遊びは、たのしいものです~