細いススキの葉にからだを沿わせるようにしているのは、ヤハズハエトリ
これは、♀です。
私は、子どもの頃、家の中に棲んでいた「たくさんの生き物」の中でもハエトリグモがお気に入りでした。
ハエトリグモの動きって、面白いのです。
ピョーンと飛ぶあの格好よさ=そう、スパイダーマンのモデルでしょ。
首をかしげたりもしますよ~。
そして、すばやく、蝿を獲ります。まるで猫みたいにね~。
この写真を撮るのもススキの葉の表から裏へとちょこちょこと移動するので苦労しました。でも、さほどは逃げないのです。可愛いでしょう。
=得たものと 失ったもの=
蝿や蚊も、めっきり少なくなってしまいました。衛生的になったと言って喜ぶべきことなのかも知れませんが、わたしには、今の子どもたちにもこういう経験ができる時間も空間もあればいいのになあと、本気で思っています。
ハエトリグモを小学校に入る前から見ていて、それを通して「縄張り」があるということも学んでいましたし、じっと、いや、ずうーっと、ほんとに一日中といっていいほどに見続ける力も自然に備わっていったように思います。それは、生物の魅力が私の中からそんな素晴らしい力を引き出してくれて、私の力となっていったのだと思います。
5/20 追加
ヤハズハエトリのオスがいました。
こちらの模様が矢筈になっていますね。