今日も、雨でした。~昨日、写してきた写真をもとに記事を書きます~


ツクシが生えていました。毎年のことですが、気がついたときには、もう、辺りにはけっこうたくさん生えています。


これも、春の象徴ですよね。



形がかわいい!

ツクシは、いろいろなことを子どもと学びあえる植物でもあります。


一つは、花が咲かない=種のできない植物。シダ植物だということ。


この頭の部分に、種の代わりになる胞子というものが詰まっています。



こちらは、もう、その胞子をまき散らしたようでヒダとヒダの間が空いてきています。


植物は、自分で栄養を作れます。


しかし、このツクシにはその仕組みはなく、栄養を作るのは、緑色したスギナと呼ばれる部分です。もちろん、スギナとツクシはつながっています。地下にある茎でつながっているのです。(まだ、今回は、スギナは出ていませんでした)


その胞子の特徴を親子で遊びながら体験していましょう。

①ツクシを採って来て、紙の上にでも置いておきましょう。

②すると、緑色の粉が出ているでしょう。

③その粉をプレパラートにとって、顕微鏡で覗いてみましょう。

④胞子の姿を見ることが出来ます。

⑤一人が、胞子を顕微鏡で見ていてください。その時に、もう一人は、そうっと、プレパラートの胞子を飛ばさないように気をつけて、ゆる~く息をはあ~とかけてやるのです。

⑥胞子は、乾燥しているときと、湿り気を与えられた時とで姿を変えるのが分かります。おもしろいでしょう!!!


花は咲かないけれど、植物ですから光合成によって栄養を作ります。そのための葉緑素を持ったスギナと、繁殖のための胞子を作り、まき散らすツクシとに分化しているのですね。正式な名前は、シダ植物類のトクサ科スギナです。スギナには、胞子茎(ツクシ)と栄養茎(スギナ)があるのです。


ツクシを見ながら、ツクシって土筆と書くことも話してやりましょう。漢字の持つ面白さを感じられるでしょう。




このはかまの部分を取って、おひたしなどにして食べられますね。


こういう体験をいくつもいくつも、毎年、積み上げていく事によって、初めて、子どもたちは、「春」のイメージを作り上げていけます。

その体験なしに、「春見つけ~」「春さがし~」なんて、ナンセンスですよね。