先日、6年生を担任しているKさんから、「紅葉している葉を捜しているのですが、そちらにありますか?」と、畑にいる私に夕方携帯に尋ねてきた。詳しく聞くと、2学期の最後に子どもの企画で自然体験をしながら思い出に残るようなことをしたいと考え、紅葉した葉をつかった栞づくりをしようという事になったそうだ。
やがて、畑にKさんと子ども二人がやって来た。そして、残り少なくなった紅葉した葉の集まっている場所を確認して帰っていきました。
学習内容をどの子にも学び取らせるための悪戦苦闘をなさってきて、この学期末を迎えたはずです。そして、やっと、2学期の最後に生み出した時間で子どもたちに自然体験をさせたいと考えられたのでしょうね。
翌朝、2時間枠で子どもたちが畑周辺に来るのでという約束で暗くなった道を帰っていきました。
私も楽しみにしていた翌日は、朝からそれなりにしっかりと雨が降っていて、中止になってしまったのです。残念。
先生方は、何とか、子どもたちに自然体験を~生物に触れる機会をつくってやらなくてはと努力してくださっています。こうした大人の姿勢・努力が積み重なっていけば、豊かな人格を持ったしっかりとした人間として子どもたちは成長していけるのだと思います。
子どもにかかわるすべての大人が、メディアを満喫する今の暮らしにもう一つ、自然体験をする時間を家族ぐるみで持てるようにしましょう。ていねいにいざなえば子どもたちは、必ず、自然の魅力に気づきます。そして、やがて、自分から自然に分け入っていく事になっていきます。