6月ですね。
朝、かたつむりを持って、 教室に行きました。私が、カタツムリを飼育箱に入れて、霧吹きをしていると、子どもたちが寄ってきました。
「なんで、霧吹きしてるの?」
「かたつむりって、しめったところ すきやろ~」
「あっ、そうか、あめふらしてるってことか」
「ぼく、カタツムリ飼ったことあるけど、にんじんすきやで」
「にんじんたべたら、にんじんいろの うんこするよな~」
子どもたちは、朝から楽しそうに顔を輝かせています。
その後、1時間目の授業があり、その授業がすんだ後の5分休憩になった時
物静かなRちゃんが、私のそばにすーっとやってきて~
「せんせい、あのかたつむり、どこにあったん?」
「せんせいのおうちの畑にあったんやで」
「わたし、はじめて見た」と、うれしそうにしています。
それから、Rちゃん、また、かたつむりのほうへ行き、見ていました。
小学2年生でカタツムリを見たことがないというようなこと、昔は、なかったことではないでしょうか。
暮らしが変わり、人々の生活スタイルも変わりましたが、こういうことでいいのでしょうか?これが、カタツムリだけではないのです。
これからも、さまざまな生き物たちと子どもたちが出会えるように、私は教室に持ち込んでいこうと思っています。たとえ、箱庭的であっても体験させてやらないと~と、思います。
ひとつの教室に、様々なくらしの中で育っている子どもたちが集まっているのです。