サクラの花が終わり、今、実がついています。

パンジーの花の後に、実が出来ています。

レンゲの花が終わり、今、黒いさやの実がはじけています。

ナガミヒナゲシも、実が熟してきました。

キツネノボタンも、花の終わったものから順に実が熟していきます。

ハコベも、そうです。

ミカンの木があれば、今、ちょうど、小っちゃなミカンが見られます!!


子どもと、一緒にお花を楽しんだように、実を見に行きましょう!!!


花と実につながりがあることを、ある年齢になったら、分かるようになります。


しかし、この「見に行く」、そして、見るだけでなく「触って確かめる」ということをしていない子どもは、花と実につながりのあることを実感できずにいます。


花が繁殖器官であることを学んだ時に、幼いころから、こうした経験をしていた子どもは、「ああ、あのことか」と、自分の体験したことを想起し、理解でき、納得したうえでこの法則を身につけます。


残念ながら、その経験のない子どもは、本に描かれた花の絵とそれが実になっていくという説明を読み、このことを身につけようとします。


両者の間には、大変な違いがあります。前者は、自分の身の回りの自然界にこういう法則があることを知り、「なるほど」とうれしくなります。なぜなら、自分の身の回りのことが分かったからです(これが理科です)。しかし、後者の子どもは、感動はありません。この法則を憶えたのです。面白いどころか、憂鬱だったでしょう。理科嫌いが言われるのは、ここに原因があるのではないでしょうか?


こうしたことは、生物の世界だけのことではなくて、自然事象においても、言えます。家事労働を手伝っている子どもなら、様々な自然事象を体験しています。


こうした体験をしているか否かが、学習が楽しいかどうかを決定づけていると言ってもいいのではないでしょうか?