~2年生の子どもたちの教室からは、山が見えます。北側の窓からは、遠くに和泉山脈が続いていますし、南側の窓には、校区の風土記の丘です。窓から見える山を通して子どもたちが気づいたこと~
その1
山を眺めていると、その上には悠々と雲が浮かんでいて、時間とともに移動していきます。
その時に、子どもたちは、気づいたのです!!
その大きな雲の影が山に映っているのだということを!!
そして、その山を影が包むようにしながら、これもまた、うごいていることを!!
スケールの大きなものに気づいた喜びで教室が沸きました。
その2
ある日は、風土記の丘の山ははっきりと見えるのに、和泉山脈は雨でかすんでいます。「なんでやろ」と考える子どもたち。
「雨のカーテンが厚いんやで」と話しました。
《つぶやき》
子どもたちの身の回りは、新鮮な発見が取り巻いています。しかし、それに気づけるように指導しないと、ただただ漫然と過ぎていってしまうのです。しかし、こうした発見を交流しあう関係を家庭や教室に生み出すことによって、五感をフルに働かせる子どもたちが育っていきます。きらきらと光る瞳で「いいことみつけるぞ!」という子どもたちが生まれるのです。そして、気づいたことを子どもたちが自分の持っている語彙を使って表現することでその発見がさらにまた次の発見へと発展していきます。また、豊かな表現力も身につけていくことにもなります。大人の言葉がけが子どもたちの力をさらに引き出していきます。