1/11今年最初の例会を開きました。例会では「今年度の学級をふり返って『学級経営から感じたことや人間関係作り』」というテーマでレポートしていただきました。また、2013年の活動計画も決定しました。

=レポートによる問題提起=

 学年の初めころは、学級全体に控え目な感じの子どもたちが多く、集団活動ではなかなかまとまりをもって前に進んでいけないこともあった。この学級が抱えている課題を「人間関係力」にあると捉えた。、取り組み方のひとつには、自分の言葉で自分の思いを伝えられるようにすることで、自他の関係性を深めていくことを目指した。また、担任がそれぞれの子に寄り添い、共感的に接していくことで個々を支え、本音を言えるように励まし続けるように努めてきた。一貫して担任が共感的に接し続けることで心を開く糸口を切り開いていった実践であった。
 このクラスの子どもたちが、6年生になる頃には、「自信を持ってやればいいんだ」と思えるような子どもたちになって欲しいと願いながら、少しずつ展望を持って、今も、学級経営に取り組んでいる。


 話し合いでは、子どもたちの中に様々なメディアが私たちの知らないうちに、浸透している現実があることも出された。私たちが子どもの実態を正確には、とらえられていない心配があること。メディアの持つ危険性などを緊急に子どもたちに教えていかなくてはならないこと。世代や年齢が違ってくると、メディアモードに格差ができているが、そのメディアモードの異なる者同士が抱く違和感を乗り越えて、本当のコミュニケーションを築いていく取り組みこそが家庭や学校に求められていること。また、心配されるメディア上での「人権」に関わる問題については、子どもの発達特性を踏まえ、さらには、個々の子どもの事情にマッチする人権教育こそ大事になっていることなどが話し合われた


 本例会は、今日的な大切な問題提起がなされ、有意義な例会となりました。

 NCEG 自然・子ども・教育の会

 なお、2013年の活動計画は、後のブログに記事としていますので、ご覧下さい。(1/16付け)