12/17にリース作りの材料集めをしたことを記事にしましたが、12/20、2学期の最終の授業としてリース作りをされました。その取り組みを通して、感じたことや気づいたこと等を担任のKさんからメールにしていただきましたので、それを以下に記します。とても大切なことが書かれていると思います。ぜひ、お読みください。

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 今回はリース作りを通して子どもも私自身もたくさんのことを学ばせていただきました。

NCEG 自然・子ども・教育の会

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 まず子どもたちが学んだことは、材料収集における『植物に触れることの楽しさ』です。ノブドウの優しい色に感動したり、ノイバラのたくさんのトゲを見つけたり・・・。図鑑を見て覚えるのではなく、実際に触れて、見て、学ぶことに楽しさを感じていたと思います。その日の子どもたちの日記にも『楽しかった』『たくさんの実の名前を教えてもらえてよかった』『たくさんの実を見つけたあと、みんなで外で飲むココアはとても美味しかった』『自分たちの近所で見つけられて驚いた』と書いてありました。普段あまりこういう活動をしない子どもが今回収集に参加し、日ごろと違う顔を見せていたので自然体験が与えるすばらしい効果を私自身も改めて実感しました。
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 次に私が学んだことは『実際に触れることの大切さ』です。実際に採集してみないと自然の良さは伝わらない。そう思いました。実際にリース作りを始めてから、子どもたちの作品を見ていくと材料収集に行った子どもたちの作品は、自然の色、そのものの良さを上手く活かした作品に溢れていました。でも、収集に行っていない子どもたちの作品は100円ショップで売っている装飾品をたくさんつけた非常に派手なものに仕上がりました。
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後者が悪いわけではなく、それぞれの個性が出た、いい作品ができましたが・・・『自然の良さを感じる』ためには実際に現場に行って少し苦労して、何より『実』だけを見るのではなくその植物の『生きる姿』を目に焼き付けないといけないと思いました。収集に行けなかった子にとっては100円ショップの装飾品も収集してきた実も『同じもの』になっているかもしれないと思うと、私はもっと自然とふれあい、「生」と触れ合う機会を作ってあげなければいけないと思いました。身の回りにある豊かな美しさに少しでも目を向けられるような人間に成長してもらうためにこれからもこういった活動を通して、お互い学んでいきたいと思いました。
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 何はともあれ、子どもたちが自然のものでいい作品を作ることができてとても良かったです。協力していただき、本当にありがとうございました。

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~以上が、Kさんからいただいたメールです~

Kさん、ありがとうございました。この取り組みには、みんなで学びあえることがたくさんあると思いますので、機会があればどうぞよろしくお願いします。



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